2010/12/20-12/26のホロスコープ。


こんにちは、石井ゆかりです。


21日、皆既月食ですね!
天文年鑑2010」によれば、
21日、17時13分が満月の瞬間なんですが
部分食が始まるのは15:32、
皆既食が始まるのが16:40
最大になるのが17:17
皆既食終了が17:53
部分食が終わるのが19:02
で、
月の出が
那覇 17:36
福岡 17:08
京都 16:39
東京 16:22
仙台 16:08
札幌 15:51
となるそうです。
西日本では皆既食が始まってから月の出となるようです。
晴れることを祈るばかりです!


ホロスコープの上では、
食はドラゴンヘッド・テイルの至近距離で起こる満月新月
つまり
ドラゴンヘッド・テイルの至近距離で起こる
太陽と月のコンジャンクションまたはオポジション
という形で示されます。
今回は太陽は射手座29度、月は双子座の29度。
そしてドラゴンヘッド山羊座2度付近、
水星は射手座26度付近、冥王星山羊座4度付近と、
全体に射手座/山羊座の境目あたりで星がダンゴになっているように見えます。
ドラゴンヘッド・テイルについては、ここでも何度か触れてきましたが
いろーーーんな解釈があります。
ただ、結構共通しているなと思うのは
「つながり」とか「縁」とかいうモチーフです。
なんか繋がってる感じ
何かと何かに縁があることを意味する感じ
というのがある気がします。
ドラゴンヘッドとテイルというのは、
地球から見て、月の軌道と太陽の軌道が「まじわる」点である、
というところから考えても
この解釈にはなんか、納得行くような感じがします。


双子座の月食、ということになるわけですが
その双子座の支配星(つまり月のディスポジター)である水星は
太陽のある射手座において逆行しています。
このことは非常に印象的な感じがします。
「過去」がふんだんに絡んでいる気がするのです。
今回の食には「海王星」も微妙に効いてます。
逆行水星は海王星と60度、
月も太陽にアクセスする寸前に海王星にトラインしています。
海王星は2011年から2012年に魚座に大移動をしますが、
過去と未来の結び目のようなドラゴンヘッドと、
この来年に大きな動きを控えた海王星
ふわりふわりと絡み合っていることは
なんだかとてもワクワクしてきます。
「運」というものが単純にどこか遠くから降り落ちてくるようなシロモノではなく
過去に伏線がはられていたり、
現在起こっていることが未来への伏線だったり、
メタテーマがあったり、行間に込められたものがあったり
不思議な具合に間接的に繋がっていたり、
というようなことが
ちゃんとあるんじゃないか?
と思わされるような配置です。
現在と過去と未来は、ぶつぶつとぶつ切りになっているもんではない!
ということが
じんわり感じられるような形です。


たぶん、初めてであったのに初めてじゃないような気がする!
とか
ずっと前から知ってるものなのにいきなり変化した!
とか
そんなことが起こりそうな感じがするのです。
物事のなかにいくつもツッコミ所があり、仕掛けがあり、
繋がりがあって喜びがある、
そういう感じの形に見えるのです。


たとえば、音楽の面白さって
記憶と、期待と、期待通りと、期待の裏切りと、くり返しと、バリエーションと、落としどころと
というふうに
いっろんな人の心の時間的な動きに呼応する働きからなっているような気がします。
一つ前の音を覚えていないと、
今鳴っている音は意味を持ちませんし
つぎこの音が来るだろうな、と瞬間的に予期するところに
ぽーんとその音が来る所に快感が生じます。
しかし時にそれが効果的に裏切られることで
もっと大きな快感が生まれたりしますし
盛り上がっていったらちゃんとさらに盛り上げてくれて
人の心の「どこまで行けるのか行けるところまで限界を超えてみたい」という衝動を
ちゃんと受け止めてくれるようになっていたりもします。


物事の展開や流れにもそんなところがあって
決して、単調でもなければ
全て計画が可能なわけでもない、
でも、予測に答えるレスポンスもあって、阿吽の呼吸もあって、という
時間は実に、おもしろいものをたくさん含んでいます。
私たちはそれらを無意識に
自分の目で取捨選択して「この時間はこんな感じ」という風景を切り取りますが
この切り取り方をちょっと変えてくれるような出来事が
この時期、もしかしたら
起きるのかもしれないし
起こしうるのかもしれない
という気がするのです。


水星が18日に射手座に戻り、
太陽は22日の朝に山羊座に移動します。
これで結構雰囲気が変わる感じがします。
今までなんか状況に熱や興奮がこもっていたけど
それがどこか「情報先行」だったイメージがあるのです。
情報だけはあちこちいくけど、モノが動いてない
みたいな感じがあったなら
このあたりから「現実」が「情報やイメージ」に追い着いてくる
という雰囲気があるかもしれません。
「会議室から出て、現場へ」
みたいなシフトがあるかもしれない、と思います。


しかしあれだ、もうクリスマスなんですね!
はやい!はやすぎる!(涙
今年のクリスマスは
「ハプニングを楽しむ」「距離を楽しむ」「実体を楽しむ」
という雰囲気があるかもしれません。
教科書的なデートやお祝いではなく
今の自分だからこそ、今の人間関係だからこそ、できること
というのが強調されている気がします。
水星は逆行し、金星は蠍座に位置し、月は獅子座に位置しています。
この配置は
「みんなと同じようにやる」「世間的にいいと言われる形を踏襲する」
みたいな感じではありません。
相対的ではない、絶対的な価値
をイメージさせられます。


天王星は来年牡羊座
海王星は来年から再来年、魚座へ。
過去7年とか過去12年とかいう流れで見ると
今はそういうスパンの「クリスマス」的なタイミング
という感じもするのです。
年末には多くの人が
「今年はこうだったなあ」
と振り返ったりしますが、
更に長いスパンで「これまでこうだったなあ」などと思い巡らしたいような
そんな空気が今の時間に充ちているのではないかという気がします。



今週はそんな感じです。