2009/4/20-26の空模様。


だれかが貴方の言葉でしゃべっているようです。
相手の口を借りて自分がしゃべっているような気がするかもしれません。
相手が貴方のまねをしているのか、
貴方から影響を受けているのか、
それは、わかりません。
恐山にはイタコという人々がいて、
死んだ人を乗り移らせてその人の言葉で話すことができるそうです。
でも、それが果たして
ほんとうに死んだ人が降りてきているのか
それとも、
そのイタコの前にいる依頼者自身が映画の映写機のように
イタコというスクリーンに記憶を投影しているのか
どちらなのかは、私には、わかりません。


今週貴方に起こるのは
多分、後者であるような気がします。
貴方の中から放射されている光が相手に当たって
それを、相手が語ってくれるのです。
それは記憶の投影ではなく
貴方が関知している、ある種の予感の投影ではないかと思います。
予感と言うより、予知に近いのかもしれません。
未来を予知する
と言う場合、人々が想定するのはあくまで外界のことですが
本当に必要なのは、未だ知らない自分の本音との接触です。
人は、自分は変化せず、周囲が変化していくのだと信じていますが
それは、天動説のナンセンスそのものです。


貴方が映写機となってだれかが語るのを聞く、ということだけでも
十分不思議です。
その上さらに不思議なことに、
そのことで、相手と貴方の関係は新しい段階に入るでしょう。
あるいは、不思議な出会いが今週、訪れるのかもしれません。