2009/5/18-5/24の空模様。

ひとつのペンダントのなかに全世界があって
そのペンダントを首にぶら下げながら、世界を旅している
というお話があります。
非常に奇妙な構造です。
でも、この荒唐無稽に思えるトポロジーには
一種の不思議な真実が潜んでいるようにも思えます。


だいっ嫌いだと思っていたその人を嫌いな理由は
まさにその嫌っている部分が自分にもあったからだった!
というような構造は
全然珍しくない心のありかただったりします。
人間は、ほんとうに自分と関係のないものには
全く関心を抱きませんし、心を動かされません。
自分と何かしら関係があるからこそ、
心を揺さぶられ、
好きになったり嫌いになったり
腹が立ったりドキドキしたりするわけです。
このようなしくみはなんとなく、上記の、
ぶら下げたペンダントの中に旅している世界が内包されている
という構造に似ています。


今週、そんな迷路みたいな構造の中から
置換されているなにかを、発見できるかもしれません。
誰かの中にあるように見えて実は、自分の中にあったものをみつけたら
そこから、今まで思いつかなかった行動を起こすことができそうです。