2010/11/22-11/28の空模様。


「思いのたけ」という表現があります。
思いのたけをぶつける
というようないい方をします。
この「たけ」は、「丈」です。
ありったけ、というような「たけ」で、
長さ、つまりは量を意味します。
おもいのたけ、と言ったとき、
そこには、思いの強さが示されていますが
強さと同時に、
それがそこまでの「丈」に育ったところの
「時間の長さ」のことも、
ありありと表れているように思われます。
つまり、「思いのたけをぶつける」ときの「思い」は、
一朝一夕に成立した「思い」ではないわけです。


今週、貴方はそんな「思いのたけ」を
何らかの形でぶつける機会があるかもしれません。
あるいは、だれかがそんなものを
ぶつけてくるのかもしれません。
「ぶつける」というほど強いインパクトはなくとも、
なにかしら、積もり積もった思いを手渡したり受けとったり
という出来事があるのではないかと思います。


そんなとき、人はその「思いの強さ」だけに注目しがちですが
今週は、それがそういう強さになるに至った「時間の長さ」をも、
大切にして頂きたいと思うのです。
そうすることで、この先の「時間の長さ」にも
ほんとうの命が吹きこまれるのではないかという気がするからです。