牡牛座 2012/1/30-2/5の空模様。

夢と現実を区別しなさい、とか
夢を叶えるためにはまず努力をしなさい、とか
夢の取り扱いに関する戒めは、枚挙にいとまがありません。
夢は美しく、人を魅了しますが
そこにたどり着くのは、至難の業である上、
たどり着いたとき、
美しさそのものが「なかった」ということもある、
不思議なものです。
それでも人は夢を見て、夢に向かって進もうとします。
夢がほんとかうそか、わからなくても
夢がなければ、生き生きと生きることさえできません。


「将来の夢」という、子供の頃から馴染まされたフレーズで
「夢」といえば未来の職業のことだ、と
私たちはすぐに翻訳してしまうのですが
「夢」は、もっと広い意味でも捉えられるような気がします。
「こういう場所に行きたい」「こういうふうになりたい」「こうしてみたい」
という、未来の場景が浮かんできたら
それはもうみんな「夢」と呼んでいいのかもしれません。


「夢」と「期待」と「希望」は似たような雰囲気の言葉ですが
それぞれ微妙に、違っています。
「期待」は外部や他人に対するもので、かなり具体的に描かれます。
「希望」は、未来をいいものだと考えることだと思いますが、
その内容があまりハッキリしていません。
「夢」は、自分の能動的な行動に関して、具体的に描くビジョンです。
たぶん、基本的には他人に求めるものではありませんし、
希望のように漠然ともしていません。


このところ、牡牛座の人は
新しい夢を描いているのではないか、という気がします。
そして、その夢をここから
まったくただしい形で、扱っていけるだろうと思います。