山羊座 2013/4/8-4/14の空模様。


人は、自分が生まれ落ちる場所を
自ら選ぶことはできません。
生まれたところに営まれている人間関係や
自分を育ててくれる人々についても
それを、人生の始まりの時点で
自分で選び取ることは、不可能です。


そんな、人生において「所与」のものを
最初は、受け入れざるを得ません。
ですが、私たちは成長するに従って、だんだんに
それを愛したり、逆に拒否したりするようになります。
そして、多くの人が、そこから「巣立つ」ことになります。


そうして「巣立って」いっても、
行った先にある人間関係や場所と行った条件を
全て自分の思い通りに選ぶことはできません。
自ら望んで選んだものにも、
望まないものがくっついていて、それを受け入れざるを得なかったりします。
たとえば、結婚すれば相手の両親や親族がもれなく、
人間関係としてくっついてきます。「選べない領域」があるわけです。


そんな「選べないもの」を、
私たちは受け入れ、あるいは拒否して生きるわけですが、
もうひとつ、
人生の中で、そうした「選べないもの」を、自ら選びなおす
という手順を踏むことがあります。
ただ肯んじて受け入れるだけではなく、
積極的にそれを「自分の選択」として意識しなおすようなプロセスが
人生の中に、発生することがあるわけです。
たとえば、昔は親の決めた相手と結婚「させられる」ことが
珍しくなかったわけですが、
そうやって親の意向を「受け入れた」だけだったのが、
人生のどこかで相手に深い愛情を抱くことで、
「選びなおす」ような体験をした人も、
少なくなかっただろうと思うのです。


今週、山羊座の世界で起こる出来事には
すでに受け入れていたこと、或いは逆に拒否していたことを
ここであらためて「選びなおす」ような意味がこもっているのではないかと思います。



※コメント欄について、ローカルルールの変更があります。ご面倒で本当に申し訳ないのですが、コメントされる前に以下をご一読ください。
http://d.hatena.ne.jp/weekly/20130405/p1