2008/11/17-11/23の空模様。


この時期からは、哲学的な力が必要になります。
哲学的、というのは
難しいこと、という意味ではなく
つまり
「それはいったいなんなんだ」
と何度か、掘り下げていくことを意味します。


人生とはなにか。
存在とはなにか。
こういうことを言い出すと
周囲は半笑いになったり
「それより目の前の仕事を片付けてください」と言ったりします。
でも、
「この仕事とはいったい、なんだ」
と考えることを長いこと、怠ると
その仕事自体がいつか、疲弊して、うまくいかなくなったりします。


がんばっているのにうまくいかない
いつも通りやっているのになんだか調子が出ない
というとき
「それはいったい、そもそもどういうことなんだ」
と抽象化してみると
意外なことに気づく場合があります。
この時期は、青臭い理想論や抽象論、机上の空論こそが
目の前のもっとも具体的なテーマに
命を吹き込みます。


むずかしすぎてわからない
というのはおそらく、そのテーマ自体が難しいとか
その人の頭が悪いとかではなく
「わからなさそうに思える」
という前提から来ているのだと思います。
「自分にもわかるだろう」
とすこし、腹を据えて
時間をかけてゆっくり取り組めば
おおかたのことは理解できるものです。
この時期、目上の人の難しい話や、誰かの抽象的な話に遭遇したら
ことさらにゆっくりと時間を使ってみてください。
電撃的に、今貴方が取り組んでいる
「目の前のこと」
との関連がつかめるかもしれません。