2008/12/29-2009/1/4のホロスコープ。

こんにちは、石井ゆかりです。
いやー、今週年明けですねえ(汗
どうなってるんだいったい。


まあでも、年末だろうがお盆だろうが
一週間は一週間なわけですね。
というわけで
いつもどおり
今週もいってみたいと思います。


で。
今週の空模様です。
今週は、なんかおもしろいです。
年末年始というのは、星占い的にはべつに
なんでもない
のです、はっきり言って(爆
でも、今回は面白いタイミングが重なっています。
特に、年明け第一週が面白い。
というのも、星が次々に場所や向きを変えるからです。


そのまえにまず
火星が12/28に山羊座入りしています。
これで、射手座がスッキリ空っぽになります。
射手座はいままで12年ちょっと「からっぽ」になったことがなかったので
だいぶ空気が変わったように感じられるかもしれません。
射手座の人だけでなく、他の星座の人にとっても
射手座が担っていたあるテーマから星が全ていなくなるので、
なんかこう、「やりきった感」があるのでは、と思います。
家や道を造るには長い時間がかかりますが
今までコツコツ少しずつそんなふうに、なにかを作り続けて
とうとうできあがったぜ!
みたいな感じがこのあたりで感じられるわけです。


で、そのあと元日に、水星が水瓶座に入ります。
同日、土星が逆行にかわり、
さらに金星が三日、魚座入りします。
そして、これは来週でフライングなんですが、木星がとうとう、水瓶座入りします。


今週はこの、
水星・土星・金星の動きがあります。
ただこのあたりは少々クセがあります。
というのも、水星はもうすこしあと、
12日に逆行に転じ、21日にはまた山羊座に戻ってくるからです。
そして、土星は逆行に入るので、
土星が進めてきた事案はいったんここでペンディング、というか
ちょっと減速・熟成期間に入るわけです。
この2つの動きを考えると、どうも
土星マター」
の過去と未来が逆流したり合流したりするような
そんな雰囲気が予測されます。
水星は乙女座の支配星で、
土星山羊座水瓶座の支配星(水瓶座ももともとは土星支配なのです)です。
ですから、水星と土星はお互いに
先週も述べました「ミューチュアル・リセプション」の関係になってます。
この関係の解釈は諸説あるのですが
「角度(アスペクト)ができているのと同じようなもの」
ということになってます。
つまり、大雑把に言うと
2007年10月から2009年までの流れを、水星と土星が話し合う
という解釈が成り立つわけです、私の中では。


2007年10月から2009年10月(そして2010年4-7月)は
乙女座土星時代、です。
そして、2008年は、山羊座木星時代、でした(まだもうすこしあるけど)。
つまり、山羊座・乙女座・土星木星
ガッチリとチームができあがっていたわけです。
さらに2008年は山羊座冥王星が移動したため
これも「山羊座マター」です。


つまり、2007年10月から2009年10月(そして2010年4-7月)くらいの中で
一つのストーリーが進行し、
そのストーリーによって人生がひとつ、新しい章を加える
というふうに解釈できるのです。私の中では。
この二年ちょっとの流れの中で、
今週という週は
「話の展開を整理する」
ことができるタイミング、と言えるかもしれません。


たとえば、長編マンガの単行本を買うとたいてい、
最初のページに
「あらすじ」「登場人物の紹介」
がついています。
このページにあたるのが今週
と考えてもいいかもしれません。
このページに当たるのは「今週」だけではなく、
水星逆行が完了する2月2日くらいまで、かもしれませんが
とにかく、あらすじと登場人物紹介があって、
そこからまた、新しい話が展開していく
その節目がこの時期という気がします。


星の逆行についてのご質問はしばしば、頂きます。
「悪い意味」「いい意味」というふうに解釈するのが好きな方も多く、
良いのですか、悪いのですか、端的にお願いします
という紋切り型のご質問もあります。
でも、私は「いい意味」「わるい意味」ということの意味がそもそも
よくわからないのです。
これは私には
「時計が三時を指したら、それは良い時間ですか悪い時間ですか」
と聞かれてるのと同じなのです。
三時だからってべつにわるくもよくもないです
と、どうしても、言いたくなってしまいます。
ただ、おやつ食べたいですか、お昼は今日は食べましたか、夕食の予定はありますか
とか
そういうことを聞きたくなりはします。
でも、それだけです。
星の逆行の解釈は、いろいろあります。
その星が担っているテーマが遅延したり、棚上げになったり、
見直しを迫られたりします。
でも、それは別に悪いことではありません。


思うに、星占いの世界は
結構ムリをしているわけです。
ほんとは地球も他の星と同じように、自分なりに動いているのに、
ことさらに、地球は静止している、とする「天動説」に立っていますから、
行き違いが起こるのもあたりまえのことなのです。
たぶん、星の逆行を「悪いこと」と思ってしまうのは、
「地球を中心に星が回っているのだから、他の星が逆向きに動くのはおかしい、不自然だ」
という感覚に近いのだろうと思います。
地球は静止している
と考えれば、確かに「逆行」なのですが、
地球も水星や土星と同じく、太陽の周りを回っている、ということはわかっているわけですから、
他の星が「地球中心に回っているように見えない(イコール、逆行する)」のは
当たり前のことなはずです。
自分が正しくあれば、周囲も正しく動くように見えるはずだ
というのは、天動説を信じているハートに近いのです。
もし、
「自分も、他の星と同じように動く惑星なのだ」
と思えるなら、
逆行という「ズレ」は、ズレとは感じられず
むしろ、当然必要なコミュニケーションのひとつとして受け取れるのではないかと思います。


土星は5月半ばまで逆行します。
この間、「時間の言い分を聞く」時期にあたる
と言えるかもしれません。
「継続は力なり」とか「時は金なり」とか
時間の大切さを唱える金言は枚挙にいとまがありません。
土星はなんと言っても「時間」の星です。
星占いは「時間」を考える占い、と言えると思うのですが
この「時間」の星が逆行する時期は、
人の時間に関する感じ方をメンテナンスし、調律できる時期
とも言えると思います。
ともすれば体と時間が分離してしまうような昨今ですが
時間は、心臓が規則的に鼓動を刻むように
もともとは体の中にあるものではないかとおもうのです。
私はしばしば不整脈になり、脈が飛びますが
この土星逆行を機に、それをなんとかしたいと思います。
レバーを食べたいと思います。(という問題なのかどうか・・・



さて、今週で今年もおしまいでございます。
そして間髪入れず新年になります。
筋トレの年間占いは、例年通り、メルマガ先行公開、
三が日くらいで全体公開、の予定です。
MYLOHAS.netでは29日頃公開だそうです。
現在発売中のHanakoにも載ってます(←星栞ユーザの皆様必読です(詳細はNP日記を。
内容はみんな違います(爆


実は、今回のMYLOHAS.netの年間占いは、
今まで使ったことのない占いの手法で書きました。
なので、筋トレ本体とは内容に差があると思います。
本体のは例年通りの手法で占います。
どっちがあってるかは、
2009年の年末に皆様にレポート頂ければうれしいなと思います。
来年からは当たる方でやろう(爆


星占いにはいろいろな手法があって、
これまでにも、試しながら、ご感想を聞きながら、
これはいけそう
これはそうでもなさげ
というのを積み重ねてきたのがこの「筋トレ」というサイトです。
これができたのはひとえに
皆さんがずっと、私に付き合って下さったからです。
本当にありがとうございます。
これからも、いろいろ試行錯誤しつつ、
積み重ねて行ければ、と願っております。
皆様今後ともどうぞ、お見捨てなきよう、
よろしくお願い申し上げます!


今週はそんな感じです。

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☆最終週→最初の週のご挨拶。☆


筋トレユーザの皆様へ。


毎度お世話になっております、石井ゆかりです。


2000年3月から続いてまいりましたこのWebサイト「筋トレ」ですが、
今年もいろんなことがありました。
エッセイ集出版、星栞重版(感涙)、書籍執筆(まだ出てないですスマン)、
たくさんのレクチャー活動、etc..
皆様に読んで頂き、皆様とお会いできて、
とても充実してたと思います。ありがとうございます。
特に、2008年4月から6月のあいだ、連載をお休みした際、
本当にたくさんのメッセージを頂きました。
私にとって、まだ消化し切れていない、
非常に重要な、そして奇跡みたいな出来事だったなあ、と感じています。
本当にありがとうございました!


2009年は、星栞・ダイアリーのほかに二冊の書籍刊行を予定してます。
で、レクチャー活動を3月で一旦停止して、
何らかの形で個人占いを再開しようと考えています。
このところ、ほったらかしだった感じの肝心の「筋トレ」というサイトを
もうちょっと盛っていきたい、というのもテーマです。
2007年後半からシフトをこころみてきたことが
だんだん形になってきたような気がします。


しかし、2008年は最後の最後にえらいことになりました。
私の周辺にもじわじわといろんな波が感じられています。
これをお読みになっている方で、
今すごく大変な状況の方も、少なくないと思います。
私もフリーですので、来年の仕事のことを考えると
ぞくぞくっとする感じがあります。
ですが、辛いのは自分だけじゃないぞ、と
怖さから目をつぶらないようにふんばっている次第です。
怖いな、どうなるんだろう、と思うと、
人は目をつぶりたくなるんですね。
窮地に立っても、恐怖心に飲まれずに目を開けていられる人が
やっぱり、小さな抜け道を発見できる人なんだろう、と
思ったり、しています。
怖くなくなる、というのはムリでも
怖くても目をつぶらない、というのはできる気がするのです。
せめてもと、そのあたりでもがいている今日この頃です。


商売柄、毎年、未来のことを予測していますが
自分自身、予測もつかないことを毎年、体験しています。
悲観が世界を席巻しているような現在ですが、
そんな悲観が予測できないようなことがまた、起こるのだと思います。
楽観するのと希望を持つことは違うと思います。
とりあえず解っていることから最善の策をひねり出して進む、
そういう人々の姿をこのところしばしば、見かけて、
なんか、胸が熱くなります。


毎年いろんなことがあったし、
やっぱりまた、新年も、いろいろなことがあると思います。
でも、週報だけは、続けていくつもりでいます。
何の役に立つわけでもないとは思うのですが
ちっぽけな自分にできること、と考えて見て
これくらいしか思いつきませんでした。ははは。


そんなわけなので是非、
また来週も、あそびに来てくださいね!


石井ゆかり