2009/4/13-19の空模様。


宝探しの冒険旅行で
最初に宝があると聞かされた場所までたどり着いたとき
そこには小さな紙切れが一枚あるだけだった
という話があります。
その紙切れには
「本当の宝の隠し所」
が書いてあって、
ゴールだと思った場所が実はスタートだった
というオチになります。


今週起こる出来事は
もしかすると、そんなタイプのストーリーの一部かもしれません。
紙切れにある「本当のゴール」は、
たいていの場合、出発地点にごく近い場所です。
すでに遠く本拠地から離れてしまっている以上、
そこに戻るのは並大抵でない長旅となります。
今回の場合、この「長旅」は、
ことによると秋から来年以降まで続く長編なのかもしれませんが
ひとまず、その紙切れを手に入れるだけで
ここはOKです。


人は「場所」は「場所」だと考えています。
でも、今のこの場所と、明日のこの場所は、
同じ場所でも、違う時空です。
時間軸の上において、
「同じ場所」というのは2つと存在しません。
それは、10年前の貴方に会いたいと思っても
今、誰もその人には会えない、というのに似ています。


10年前の知り合いが今の貴方に会う場合、
その人にとって今の貴方は、「未知の人」です。
それと同様、
出発地点から遠く離れて、
たとえ、三次元的にはまた元の場所に戻ることになったとしても
そこは、時空という観点で見れば
出発した空間からは完全に遠く離れた
未知の世界です。