2009/5/4-5/10のホロスコープ。

こんにちは、石井ゆかりです。
新型インフルエンザ、大騒ぎになっております。
まだ日本では感染は確認されてないようですが、
すでに多くの方が感染している地域に知り合いがいたりして
心配です(涙
早くおさまってくれるといいのですが・・・・
星占い的には
冥王星への火星のキックとか、
木星天王星海王星のミューチュアルリセプションが気になっています。
土星が留で、そろそろ順行へ、、というあたりも
ちょっと匂います。むむ。


で。
今週の空模様ですね。
今週は、まず、
冥王星と金星の90度から始まります。
冥王星は心の奥深くにある生命力そのもののような欲求を、
金星は愛情や価値、快さ、お金などを扱います。
なにかこう
欲しいものをものすごくほしがる!
というイメージが湧いてきます。
良くも悪くも、貪欲
という感じです。
求める気持ちが強くなる気がします。
90度というのは、
カベを打ち破るような、勢いのイイ角度です。
ですから、
万難を排して何かを欲し、つかみ取ろうとする
という感じがします。
火星も牡羊座にあって活発ですし、
元気が良いのです。
欲しいもんは欲しいんだからしかたないじゃん!!
と、思いっきり衝動買いしてそうな感じですね。ははは。
恋愛でも、
好きになったらまっしぐら!相手に恋人がいても奪い取る!
みたいな勢いを感じます。
強い衝動です。
ずっと好きだった気持ちが抑えきれなくなって・・・
みたいなのもあってもおかしくないです。
冥王星というオイルに火が灯る感じです。
この雰囲気は、先週の火星の90度でもありました。
2段構えかもしれません。
先週キック、そして今週週明けもキック、
みたいな感じでしょうか。


さらに。
太陽と土星が120度をつくります。
土星は、ここで何回も何回も触れているとおり、
誰にとっても2007年10月頃にスタートしたテーマを支配しています。

これに太陽がスムースな「促し」のキックをかけることで、
2007年秋からこのかた積み重ねてきたことに
なんらかの評価なり、お褒めの言葉なりがくるのでは!
という気がするのです。
これは、
8日に逆行に転じる水星の様子からも
イメージできます。
逆行水星

物事を遅延させたり、
物事の過去を振り返らせたりする
とされています。
双子座に入ったとたんの逆行なので
「過去についてのコミュニケーションが起こる」
というムードになります。
水星は乙女座の支配星でもありますから
土星のディスポジターともなっていて
そのへんでも、この3星(太陽・土星・水星)のカラミが
過去を見渡してそこから情報を得る
という雰囲気を醸し出しているのです。


で。
水星が逆行を開始する次の日、
蠍座で満月となります。
蠍座は「隠されたもの」を扱う星座です。
性的なこと、死、自分以外の人の財、保険、遺伝、その他諸々、
日常生活では見えないように管理されている大切なもの、
生き物の本質を扱うようなものを担当する星座です。
水星はもうちょっとすると牡牛座にもどるので、
この「牡牛座-蠍座ライン」も気になります。
なんかこう
理屈じゃなくて本質を突いてくるとか、
「そこか!」
みたいなドッキリ感があるんですね。
全体的に、一般論とかタテマエでは済まない感じになっています。
本音で、腹の底から、
臭い物に蓋をせずに話をするぞ!
という、非日常コミュニケーションの空気が感じられます。


ジョナサンのところでは
ケイロン(キロンとも書きます)のことが話題になってました。
いま木星とちょうど重なるような位置です。
この星の定義は一般に「癒し」ということになってるようです。
これってなんだろうなあ・・
といろいろ考えていたのですが、
この星の軌道はイレギュラーで
木星天王星のあいだを、楕円みたいな感じで回ります。
土星の内側に入るときもあれば、
外側に出ちゃうときもあるんです。
私は、土星を「世界の境界線」だと考えていまして、
それより外は「異世界」なんですね。
で、それより内側は「この世界」です。
とすると、なんというか、
旅芸人とか、行商人とか、そんな
「異人」
といわれるような人々の存在をイメージしました。
古くは、医療や占いはマジック、つまり魔術と切り離されていませんでした。
そういったものは、ジプシーのような人々に
担われていたわけです。
古い時代にはどこの世界でも、
地域コミュニティを基本にして人々は社会を構成していました。

自分たちのコミュニティは、
外の世界から厳密に切り離し、守っていたわけです。
そんな、閉じたコミュニティに
異世界から旅してくる不思議な人々」
が、「異人」です。
これは日本語の「異人さん」というのとはちょっと違ってて
小松和彦先生の「異人論」みたいなそういうイメージです。
近親婚を繰り返すと遺伝子に異常が出る、という話がありますが、
そのイメージともちょっと似ています。
外のものが中に入ってくる、
未知のものが既知の世界に入ってくる、
そこで命が刷新される。
キロン(ケイロン)ってどうも私には
そんなイメージがあります。
「江戸の悪霊祓い師」という、高田衛先生という方の本もあるのですが
あれもいかにも、キロン(ケイロン)のイメージに重なります。
ご興味のある方は是非。両方文庫で出てます。


この星と木星が重なることで(ごく近くに海王星も位置しています)
内側に外からの風が入り込み、何かが置換される
というイメージが湧きます。
このあたりはまだこなれてないので、
このくらいにしておきます。
とにかく早くインフルエンザがおさまることを祈ってます。


今週はそんな感じです。