2009/9/21-9/27の空模様。


喜びというものがどんなものなのか
かんがえていくと、だんだんよくわからなくなってきます。
昔、良寛上人は
「お金お拾うのは本当にうれしいものだ」
と誰かが言ったのを聞いて、
自分で持っていたお金を
草むらに投げて、それを拾ってみました。
でもぜんぜん楽しくないので
何度も試してみていたところ、
お金がどこかに転がっていって、見えなくなってしまいました。
上人はあわててそこらを探し回り、
やっとのことで、また見つけ出しました。
そのとき、とてもほっとしてうれしい気持ちになったので
「ああ、このことか!」と喜んだそうです。


一見、ばかばかしい話のようですが
私たちが感じる「喜び」には、
どうも、そんな構造がいつも、あるような気がします。
もともと持っていたものをいい加減に扱ってなくしてしまい、
あわてて探しにいって、それが見つかったといっては
心から喜ぶ。
そんなことが、日々の繰り返しであるような気もします。


なんだかシニカルなようですが、
今週のさそり座には、何か大きな喜びがあるような気がします。
その喜びの起源は、
外側ではなくて、内側にあるような気がします。
幸運はどこか遠くからくる
と、誰もが思いますし
占いに求めるものもそうしたものなのだろうとはおもうのですが、
どうしても、今週のさそり座の喜びは
「家の中にいた青い鳥」
なのではないかという気がします。
そして
「それが家の中にいるものなのだ」
とわかっている場合は、
青い鳥は、飛び去ってしまったりしないのではないかと
私は日ごろ、考えているのです。




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