2010/12/13-12/19のホロスコープ。



こんにちは、石井ゆかりです。


今週はいきなり空模様、いきます。


まず、水星が11日から逆行を始めました。
だいたい逆行直前の「留」の状態の頃から
流れがちょっと変わってくる気がするので、
すでにもたつき感やずれる感じが出てきているかもしれません。
水星逆行時は、なにかと「噛み合わない」感じがするとともに
なにかの「くり返し」や「再会」が起こりやすい
とされています。
先週もこの辺りについては書きましたので、
詳しくは先週分もご参考にして頂ければと思います。


これも先週なのですが、
火星は山羊座入りし、
現在、
山羊座のアタマのとこで
火星・水星・冥王星ドラゴンヘッド
がダンゴになっているという
ホロスコープを書いてみるととてもハデな状況になっております。
山羊座は伝統、時間、文化、権力、実力、物理的な力、美など
火星はエネルギー、男性性、性的な力、暴力等々、
冥王星は「隠されたこと」、
水星は情報通信、コミュニケーション、、、
あれ? なんか最近かしましいあの話みたいですね!(爆
このラインに蠍座の金星がそっとセクスタイルしていて
嫉妬心やじんわり湿った快楽など
人間性のなかにある、ある種の「欲」や「力」が
びりびり刺激されているような感じがあります。


こうした「力」が強調されているときは
それを意識して用いる事が大事なのでは、と思うのです。
蠍座山羊座の象徴するような力って非常に強力です。
獲得したり成し遂げたりする、生命の根源的な力を象徴しているので
こうしたものを特に意識せず、それに身をゆだねるような感じになると
子どもにライターや包丁を持たせるようなもので
とても危険だと思うのです。
でも、ライターや包丁を理性的な大人が持てば
人間が生活する上で非常に便利な道具であることは
誰もがわかっていることです。
しかしそのいっぽうで、
そんな、自分を冷静で理性的だと「思い込んでいる大人」が
火や刃物や、独善的な論理を用いて、
悲惨な事件や戦争を起こしたり、暴力的な権力で人々をねじ伏せる出来事も、
歴史を眺めれば、枚挙にいとまがありません。


思えば自分の机の上を見渡してみても
ハサミがあり、乾電池があり、カッターがあり、ピンがあり、目薬があり
ちょっと使い方をまちがえば危ないものが多々あるのです。
その日常性から、危険性をわすれてしまったようなものが
目に見えるものでも、目に見えないものでも
たくさんあるんじゃないかなという気がします。
言葉や態度なんかもそうです。
水星が、山羊座冥王星・火星・ドラゴンヘッドの上を逆行していく
というこのことは、
そうした、日常の中に隠された大きな力について
気づかせる、意識させる
ということに繋がっているのでは
と感じたりします。


月がだんだん満ちていきます。
ちょっとフライングですが、21日には皆既月食が日本から観測できるようで、
ドキドキしますね。
ホロスコープの上では、
ドラゴンヘッド・テイル、太陽、月の饗宴です。
ドラゴンヘッドやテイル、食そのものにも
古来実に様々の解釈がなされてきましたが
私はどうも、この現象が
「むすびつき」
と関係があるように思えます。
個人的に、ですが!


食に向かって充ちていく月には
なにかドラマティックなものの高まりを感じます。
水星逆行時はなんとなく「いつもどおりじゃない」感じが漂いますが
どこか、テンションが高くて意外性の多い、
だからこそ普段見えないものがあらわになる、
そんな時間帯の中にいる、という気がします。
過去と現在が結びつくような、
何か意外なものがよみがえったりよびさまされたりするような
そんなタイミングなのかもしれません。


今週はそんな感じです。