2011/12/26-2012/1/1の空模様。


今の貴方は、詩人のようです。
詩人、という言葉には
浮世離れした、自分の想念に埋没している人
というイメージが絡みついている気がするのですが
詩人の「実像」は
それとは正反対である気がします。
詩人は、一般的な概念やものの見方では
ガマンできないのです。
もっとほんとうのものを、目を凝らして見つめようとし
さらに言葉にしがたいはずのそれを
なんとかして言葉にして、人に伝えようとする人たちが
詩人なのではないでしょうか。


主観でも客観でもない、そのむこうにある何か。
多くの詩人は
自分の勝手なイマジネーションを語っているようでいて
実は、全ての人の心にある普遍的な真実に問いかけているように思えます。
あるいは、そういう目を持とうとしているように見えます。
たとえば、
一般に、結婚相手の条件として身長や職業や収入などを挙げる人がいますが
ある詩人の目に照らしたならば
「結婚の翌日、その人が交通事故で四肢を失ったらどうか」
という問いが浮かび上がってきたりするんじゃないかとおもいます。


今週以降、もっとも個人的でもっとも普遍的なテーマに
貴方は、相対することになるんじゃないかという気がします。
そこでは、小さな計算やノウハウなどは役に立たないのですが
かといって、あやふやな直観や単なる空想とも全く違った
ある種の鋭い論理的知性を用いることになるのだろうと思います。