2012/5/14-5/20の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
また月曜日になっちゃいました、スマヌ。
来週の月曜日、5/21は、とうとうきました!の、金環日食です。
古来、不吉だと怖がられたりしていた日食ですが
確かに、いきなり日の光が暗くなって
その理由も分からなかったら、コワイですよね。。。
現代では私たちは、日食がどういうふうに起こるのか、
そのしくみは解っているので
また別な意味を持っているように感じられます。
「どういう仕組みで起こるのか(How)」ということと
「なぜ起こるのか(Why)」とのあいだには
深くて暗い溝があります。
Howがわかれば、Whyのほうも片付いた!ということになる心の持ち主もいれば
HowがわかってもWhyは解決しないぞ!と感じる心の持ち主もいるわけで
占いは後者の気持ちとつきあうために作られた道具なんだなあ、と
こういうとき、感じます。


まあ
フライングですね。
来週来週。



今週の空模様です。
今週はまず、地のグランドトラインから始まります。
これを書いている現在(14日朝)、
ちょうど月と地のグランドトラインで「カイト」という形になってます。
カイトは、グランドトラインの中の1つの星に
ある星がオポジションしてるようなかっこうで、
このオポジションが「矢」のような役割を果たし、カギになる
というような文章を読んだことがあります。
カイトは、先鋭的で頑固な個性を感じさせることがあり
たとえば、ゲーテの出生図にあるんですが
年上の人妻を長年パートナーとしたり
70代で17歳の女の子に激しい恋をしたり、と
かなり強烈な恋愛をしたようです。
そも、名作「若きウウェルテルの悩み」自体、
彼自身の横恋慕が題材になっています。
そんなゲーテのカイトは真ん中の「矢」が金星と木星
上記のようなエピソードも「さもありなん」という気が、
してしまうわけですね。はっはっは。


で、ちょっと話が逸れました。
地のグランドトラインです。
今回のグランドトラインは、
水星・火星・冥王星というラインナップです。
なんか動きが速い感じがします。
水星は移動や交通の星ですし、
火星は勢い、攻勢を象徴しますから
この2つが結びつくと
じっとしていられない!
みたいなパワーが感じられます。
そこへ、冥王星という、どーんとした深い「熱」が加わり、
なんか、でっかいダンプカーとかタンカーとかがどどどどどっと進んで行くみたいな
重みと機動力が感じられる配置だなあ、と思います。


金星は週の半ばから逆行を開始するので
今週は「留」、つまりほとんど動かないような状態になっています。
逆行・順行の境目では、星は「留」になるんですね。
この金星は、土星とトラインの位置にあり、
木星もこれに絡んでいます。
理知的で客観的な愛、というイメージです。
「ソフィア」っていう感じですね。
どこか老成した少女とか、
少女のような心を持つ老女とか、
そういうイメージも沸きます。
今週以降、金星は逆行を続け、6月末に順行に戻ります。
その間、金星の象徴する「財」や「愛」に関する問題は
なんとなく消極的な動きをするように見えるかもしれませんが
これは、時間の問題なので
あまり焦らないで事態を静観する、という感じがいいんじゃないかと思います。
金星の逆行期は
「失った愛が戻ってくる」
みたいな感じもあります。
たぶん
「なくしたお金が戻ってくる」
みたいなことも、あってもいいんじゃないかなと思います。


今週は全体に、何となく
ゆっくりした、のしのしと揺るぎない力が感じられます。
ぴょこぴょこした短期的なめまぐるしい動きではなく、
骨格のしっかりした、肉厚の、筋肉質な動き
というイメージです。
物事があるべきように、しっかり動いていく。
自然に、力強く、
でも、ちょっととんがった部分を含みながら進んでいく。
そんな印象の週です。


今週はそんな感じです。




フライングなんですが
来週月曜の金環日食についてですが
私なりの解釈をここに書いてみました。
また、こちらの記事もお勧めです。
今発売中の雑誌「星ナビ」に、日食観測用の「観察プレート」がついてます、
お探しの方はチェックしてみて下さい!