2013/3/18-3/24の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
とうとう、今年も春分がやって参ります。
カレンダーでは1年の始まりは1月1日なわけですが、
星占い的には1年の始まりはやはり、春分の日
すなわち、太陽が牡羊座に入るタイミングなのです。
今週は、牡羊座に太陽が移動し、
そのすぐ後に金星も牡羊座に移動し、
今まで「魚座祭り」だったものが
一気に「牡羊座祭り」へと変容していく週なのです。
牡羊座はぱーんと走り出すような、
とてもフレッシュな星座です。
古くはこの「牡羊」は、
春に生まれた子羊のことだったのだそうです。
生命力そのもののような、純粋な勢いが感じられるかたちです。
春分の日20日、この日は月が蟹座に入り、半月となります。
この半月は、かなりインパクトが強そうな感じもします。
ガツンと大きな動きが起こるかもしれません。
今回の「牡羊座祭り」はとにかく、
天王星と火星という2つの「鉄火な星」が絡んでいます。
ゆえに、
なにかしら突発的なこと、熱いこと、
何かを打ち破るような衝撃とか、
思い切った出来事、などのイメージがうかぶわけです。
激しさ、新しさ、勢いの良さ、古い世界からの脱出、分離。
ねちねちモヤモヤした感じは一切ありません。
週末には牡羊座の前半に4星が集まり、
そうしたいきおいはさらに強調されていきます。



さらに2月23日から逆行を続けていた水星も、
月曜18日から順行に戻ります。
この間、何となくモタモタしたり、調子が悪かったり、
連絡がうまくつかなかったり、誤解が生じたり、
待たされたり行き違ったりしていた人にとって、
今週はすうっと雲が切れて晴れ間が出てくるような、
嬉しい週となるんじゃないかと思います。
歯車が噛み合い、スピードが出てきますし
なにより「解ってもらえる」感じが出てくるんじゃないかと思います。
今に始まったことではないんですが、
水星が魚座に入ってから、
双子座の木星とずっとミューチュアルリセプションになっています。
(現在は魚座海王星支配とされていますが、もともとは木星支配だったので
両方ルーラーとして考えることができます)
海王星と水星もごく近い場所にあり、
その水星が順行に戻ることで、
木星海王星-魚座、水星-双子座
というラインが、かなり勢いを増す感じもします。
両方ともダブルボディーズサインで、
タテマエを越えた所にある理解とか、
常識を突き抜けるような部分をもった星座です。
独特の「正直さ」と、特別な「物語」が示されている気がします。
メッセージのやりとりに、何か特徴的な部分が出てくるのかもしれません。
コミュニケーション上の思い込みや誤解の形が
ドラマティックに変容していったりして…などというイメージがわきます。


一方。
冥王星土星木星のあいだで形作られる「ヨード(yod)」という形も
きらきらと目立っています。
この形は一般に「神の手に囚われたような」否応ない状態、というものを
象徴するとされています。
その一方で、こうした膠着状態を打開するために鍵となるのが
「神の指」と呼ばれる二等辺三角形の頂点の星で
今回は、双子座木星、ということになります。
今回のヨードは、ちょっといろいろ特徴がありまして
まず、土星冥王星の間にミューチュアル・リセプションという強い結びつきが生じており、
さらに、天王星の位置がけっこう微妙である点です。
オーブが若干広いのですが、
土星木星天王星のあいだにもヨード的な形が認められます。
ゆえに、土星木星天王星冥王星の台形というコンフィギュレーションとも、
捉えることができる感じがあるわけです。
さらに、週末は火星も含めるともっとタイトな台形となります。
台形は、その「底辺」、つまり今回は土星木星のインコンジャンクトに
ポイントがある、という説を読んだことがあります。
蠍座土星
「一時的ではない、長い時間にわたる所有と所属への責任」のイメージがあります。
双子座木星
「さかんな取引と交通、異質な者同士のあいだに行き来する交易、等価交換」
などのイメージがあります。
片方は、根を張るような絶対的所有。片方は、翼が生えているような相対的交換と交通。
この、互いに矛盾するイメージをなんとか昇華するような道すじが
今週起こる様々な出来事の根底に流れているテーマなのかもしれません。
「かけがえがないもの」と「とりかえがきくもの」。
そんな対立項の交差点が浮かび上がってくるような気がします。


様々な形を取り上げましたが、
なんといっても、牡羊座4星、半月。
ここが今週のポイントではないかと思います。
古いものやまつわりつくものを振りきって走り出す、新しい時間です。


今週はそんな感じです。


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