2013/5/6-5/12の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
今、これを書いているのはゴールデンウイーク真っ最中です。
フリーなのでカレンダーの休日は関係ないはずなのに
世間の休日は仕事メールもぱったり途絶え、
休日をみたす目に見えない「ホリデー・ガス」的なものをじわじわ感じます。
いかん。つられてはいかん。



今週の空模様ですね。
今週は週の中程は牡牛座に4星が集合しており、
いわば「ガイア」的なムードが盛り上がっております。
生命や意味の「うつわ」としての大地、土。
長い時間を見据えるどっしりとした揺るぎない力を感じます。
ゆたかさ、大切さ、続いていくこと、
一番いいところが一番安定して輝くこと。
牡牛座は古い古い時代から金星(や、月)と結びつけて考えられていて、
ギリシャ神話の中でも、
エウロパを誘惑するために白い牛に姿を変えるゼウスの話とか、
王妃パーシパエーが恋い焦がれた牡牛とか、
牝牛に姿を変えられてしまった美女イオの話とか、
「美しい牛」は、美女や恋愛と関連づけられることのおおいシンボルです。
これは、なんとなく
「美」という文字が「ひつじ」から来ているということと
どうぶつ繋がりになっていて、おもしろいなあと個人的に思っています。
牡牛座は「物質」の星座である、と考える時、
この「物質」が単なる「もの」ではなく、
美しく、価値ある、もっと言えば「聖なる」生き物である
ということが、非常に意味深く思われます。
そこには、命があり、犯しがたい絶対性が潜んでいるのです。
思うに、「所有」というテーマ自体が
一つの「聖性」を持っているようにも思えます。
人の物と自分のものとは明確に区別されていて、
人のものを奪うと、そこに「罪」が生じます。
自分のものを奪われると、熱い憤りを感じるのは
「あたりまえのこと」と考えられていますが、
たとえば
「基本的にみんなに配るものだけど、
自分を傷つけたあの人にだけは渡さない」
「すごく好きでいつも使っているものというわけではないけど、
無断で持って行かれると頭にくる」
というような感情がわくのは、
「所有」という感覚の不思議な魔法を象徴しているように思われます。
「わたしのもの・他者のもの」
というテーマの中には、
どこかに「聖性」が潜んでいる気配があるわけです。


10日、金星が双子座に移動し、
さらに、牡牛座で日食が起こります。
このタイミングは今週の「山場」と言ってもいいと思います。
金星が双子座に入ると、
未だ牡牛座にいる水星との間にミューチュアルリセプションができあがります。
双子座は言葉を、牡牛座は声を管轄に置くため、
「朗読者」とか「語り部」とか
そんなイメージがふと、涌いてきます。
日食は「新月のすごいの」で、
おおきな「始まり」を示すとされています。
経済面、「所有」に関すること、豊かさや美に関すること、
物理的な条件に関すること、創造的な活動に関すること、
食べものや資源に関することなど、が、
ターニングポイントにさしかかるかもしれません。


さらに。
金星は去年の4月から8月頭まで双子座に長居していたのですが、
特に6月半ばから8月頭までの期間は、
双子座に木星と同座した状態になっていました。
ちょうどこれと同じ状態が、
今週10日から来月3日まで続きます。
昨年の初夏から夏にかけてのできごとが
ここで、不思議な形で展開していく可能性もあるかもしれません。


ちなみに、私は今週の11日に
東京・青山で「贈本市」に参加して拙著を手売りし
その翌日は銀座産経学園さんでレクチャーやるのですが
そういえば去年の7月は「都会の星」の写真展で
やっぱり、沢山の方にお会いしてたなあ…
などと
類似点を見いだしたりしておりました。
11日「贈本市」は朝11時から17時までいますので、
お近くにいらしたら是非!お立ち寄り下さい!



今週はそんな感じです。




        • -

「石井ゆかりの星読み テーマ別セレクション【星で適性と天職を読む】」が、リリースとなりました!
コンピュータによる「個人占い」、第3弾です。
もとより、機械で読むのはどうにも限界があるのですが、それでも、できるとこまでやってみよう、的なアレです。
モバイル「石井ゆかりの星読み」のデータベースを元にしているので、会員の方にはおなじみの記事ですが、
パソコンやスマホでまとめ読みできる、パソコンならプリントアウトもできる、というあたりが魅力です。
詳しくはこちら。


この全体の空模様がこちらのページの下の方で、
図入りで読めるようになりました!
(閲覧には無料会員登録が必要です。タダです。)