2013/9/16-9/22の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
台風の気配を湿気に感じつつある今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか。

飛びそうなものを中に入れなきゃ。



今週の空模様ですね。
今週はまず、中秋の名月でございます。
魚座の満月ですね。
この日は金星と土星コンジャンクションしており、
日没後の西の空、
近づいた二星が、夕闇の中にきらめきます。
満月は、太陽が西に沈むのといれかわるように、
大きな月が東から昇る、という、
とてもわかりやすい位置関係になっています。


土星と金星のコンジャンクションには、
実は、ドラゴンヘッドも重なっています。
土星は長い時間を司る星で、
金星は喜びや愛、ゆたかさを司る星です。
そこに、不思議な「縁」を感じさせるドラゴンヘッドが重なっていくことで、
何か深遠な心の物語が紡がれる
というイメージがわいてきます。
重み、深み、経緯、歴史、うずもれたもの。
蠍座は「かくされたもの、おもてにすぐにはでてこないもの」を扱う星座ですが
誰かの心の中に住む深海魚に会いにいくような、
そんな出来事が起こるのかもしれません。


この日は、少々緩いのですが
木星と水星が90度していて、
両者から135度のところに海王星が位置している、という
左右対称の状態となります。
金星・土星ラインと満月もセスキコードレートで、
ちょっと面白い位置関係になっています。
通常、ヨードと言えば60-150-150の左右対称ですが、
72-144-144とか、90-135-135とかも
私は個人的に「変形ヨード」といって、注目しています。
対立軸や対照的な者同士のあいだに、そのときだけ出現する
第三の道」のありかが感じられます。
72-144はおもしろくてたのしい、「絶妙」な感じで、
60-150は「否応ない、にっちもさっちもいかないところがスタート」で、
90-135は「少々極端な条件設定から始まる」という感じがあります。
いずれも、スタートラインはちょっとした「難問」で、膠着状態なのですが
その世界を進んで行くにつれ、
誰も想像しなかったような「こたえ」を創造することにつながっていきます。


この時期は、水の星座を軸にしているので
「感情の対話」
が、不思議な具合にころがっていくのかもしれない、
というふうに思います。
私たちは、平素の何気ない会話の中で
無意識に、あるものをひろいあげ、
他の部分は「流して」しまっています。
でも、そんなふうに「流して」しまった部分にこそ、
重要なことが隠されている場合も多いと思うのです。
「言った・言わない」の水掛け論には
けっこう、このことが原因となるものも少なくありません。
いつもなら「流して」しまうようなところを
敢えて「拾い上げる」ところから、
今週の満月や変形ヨードの面白い物語が
花開いていくのかもしれないな、と思います。


もとより
満月は「充ちる」タイミングです。
少しずつ積み重ねて来て、増やしてきたものが
ここでいっぱいにふくれあがり、
蕾が一瞬で花に変わっていくような変容が
ここで、起こるのかもしれません。
であるならば、満月で起こることはいつも、
「いまにはじまったことではない」のです。
既に私たちが意識するとしないにかかわらず「知っていること」「続けて来たこと」について
川が大きな海にたどり着くような魚座の満月が
その劇的な変容を、待ち受けているようにも思われます。


21日、冥王星が順行にうつります。
4月13日から逆行を続けていましたが、ここで反転します。
4月なかほどからペンディングになっていたことがあれば、
この辺りでスイッチが入るかもしれません。
21日はおもしろいことに、
冥王星土星セクスタイルがピークに達するタイミングでもあります。
冥王星-土星のミューチュアル・リセプションにもテンションがかかり、
支配すること、圧倒的な力、欲望、所有と融合、等と言った
人間が否定し逃れようとしても決して逃れることのできない、
自らの内側にある重力のようなテーマに、
ずん、とウェイトがかかります。
こうありたいと思う自分と
どうしても現実にいる自分とのあいだのギャップの中で
敢えて上昇よりも
どっぷりと下降し下降し尽くすことを選ぶ
というようなイメージがわきます。
下降し下降して、一番下までたどり着いたとき
そこに、なにがあるのか。
「最も俗なるものが、もっとも聖なるものである」
という水の星座のテーマがここで
大地の底までを貫くような
そんな雰囲気のタイミングです。


今週はそんな感じです。


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