2014/4-14-4/20の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
なんだかんだでもう4月半ばです。
日々が飛ぶように過ぎていきます。
こないだツイッタの毎日の占いを書こうとして
日付を入れるとき
手が勝手に「1/12」とか書いたのでびっくりしました。
おれの無意識はまだ1月・・・・・・orz



今週の空模様ですね。
今年の星的なハイライトはごく乱暴に言って3つ(4つ?)くらいあります。
その中の1つが、この4月に置かれています。
ここでも再三触れております「カーディナル・クライマックス」、
活動宮のグランドクロスです。
このグランドクロスの「ピーク」は、
木星スクエア天王星20日
木星オポジション冥王星が21日
天王星スクエア冥王星が22日
なので、まとめると、
20-22日が「ピーク」なイメージになる訳なのですが、
実際、今週の「月食」のタイミングも、
それとタメをはるようなはなやかさ、ピーク感に満ちています。
水星と天王星が重なり、これが火星とオポジション圏内、
牡羊座-天秤座ラインに5星が集合し、
もっと言えばカーディナルに7星が集まっちゃうわけですから、
まさに、クライマックス。
今週の12星座分けは「そんなすごいことある(わけない)か」的な雰囲気が
みしみし漂っているわけですが、
こういう華やかな配置を見てしまうと
どうしても、華やかに書きたくなる、わけなのです。


活動宮(カーディナル・サイン)は、
季節の始まりを担う星座です。
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
がそれにあたります。
活動宮は、自ら起動する力を象徴します。
誰に言われなくても自分で立ち上がる力、
新しい世界に進んで飛び込んでいく力が、
活動宮の本質と言っていいでしょう。
ここでグランドクロスという大きな形が結ばれる、ということは
「起動する力」が強調されている、と解釈できると思います。
「星が華やかな形を形成している!」と言われたら
「何が起こるの?何が起こるの?」と思ってしまいますが、
活動宮はそもそも
「自分から動く」
「内側から衝動が突き上げて、スタートさせる」
ような動きを示しているわけです。
先日
「3月末に思い切って今までの場所から離脱したのですが、
4月にまだなにかあるんでしょうか?怖いです」
と仰ったかたがあるのですが、
「まさに、その『3月末の離脱』がカーディナルクライマックスです」
というのが私の印象です。
離脱したあと、この方は新しい場所を探しています。
離脱したことと、新しい世界を探すことは
「関係ない別々の話」ではありません。
前者があったからこそ、後者があります。
それは、強く結びついた一つの物語で、
その方はいままさに、
活動宮のグランドクロスを生きている
ということだとおもいます。


今週の12星座分けがドラマティックなのは、
もう一つ理由があります。
それはなにより「食」です。
「食」は、
地球から見た太陽の軌道と月の軌道の交点(ドラゴンヘッド・テイル)の近くで
満月・新月となるときに起こります。
今回は天秤座のドラゴンヘッドに重なるようにして、
天秤座で月食となります。
ドラゴンヘッド・テイルにはいろいろな解釈が存在しますが
「軌道の交点」ということで、「縁」を象徴する
という考え方があります。
私たちは人生を「道」「旅」のように考えます。
道が交わるところで人やもの、ものごとや場に出会う
というイメージを持っています。
「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
まるで神様が意図的にデザインしたような出来事
というのを、私たちの多くが、
人生のどこかで体験しています。
驚くような偶然、奇跡のような体験、
「これは、なにかあるんだよ!」と言いたいような符合。
ドラゴンヘッド・テイルにはどうも、
そんなものが詰まっている感じがするのです。
「いいこと」でも「わるいこと」でもない、「だいじなこと」。
食では、そういうことが起こるのではないかと
私は考えているのです。


今回の食は、他ならぬ天秤座で起こります。
火星は去年の年末に天秤座入りして、
今、ちょうど接近して大きくなっています。
一番近づくのは14日なんですが、
もうほぼ、最大に近い強さで輝いています。
このごく近くで食が起こるのがとても印象的です。
天秤座は、他者との関わりや調和、交渉事を象徴します。
パートナーシップを扱うと同時に、
敵対関係をも管轄に置いています。
天秤座の「天秤」は、正義の女神アストライアの手にした、
人の善悪をはかる天秤です。
戦いと和解、結婚と離婚、審議と裁定。
これらは天秤座の膝下にあるわけです。
ここに火星が入っているこの時期、
人と人との関係、人を裁くことや評価することについて、
熱い議論が起こっていることが思われます。
この食に際し、私たちはそうした
人間同士の複雑な関わり合いの中に、
一つの「着地点」を見いだすことになるのかもしれません。
満月は「満ちる」タイミングであり、
ドラゴンヘッドは「めざすもの」を象徴するという説があるからです。


ドラゴンヘッド・テイルというポイントは、
ちょっとミラクルなもの、マジカルなものを感じさせます。
また、個人的にですが、
ホロスコープの「外界との接点」ではないかとも思っています。
この「外界」とは、物理的な外界というよりは、
遠い過去や未来、自分とは関わりのない人々や世界です。
私たちは自分を、外の世界に対して「閉じている」と感じていますが
実際、過去や未来、遠い世界と「融け合って」いる部分があります。
例えば、遙か昔になくなった作家の書いた一冊の本が
自分の人生を変えてしまうようなことがあります。
一度も会ったことのない遠い場所にいる人が
自分に「魂を吹きこんだ」ように感じられることがあります。
そんな、時空を越えたつながりのようなものが
もしかしたら、ドラゴンヘッドには詰まっているのかもしれない
と思ったり、するのです。
とゆーのは私の個人的な見解ですが。。。。


週末、太陽が20日に牡牛座入りするのと同日に
木星天王星がスクエアを形成します。
ここから、活動宮のグランドクロスがピークを迎えます。
グランドクロスが形成される活動宮の13度という度数は
いわゆる「クリティカル・ディグリー」で、
「感度の良い場所」と言われています。
ボリューム最大!みたいな感じでしょうか。
すでに起こっている変革の物語の中で
特に強いスポットライトが当たるような出来事が
今週から来週にまたがるタイミングで起こる
というイメージが湧きます。



話が少し前後しますが
15日には食の他に、
冥王星が逆行をはじめる「切り替えポイント」でもあります。
星が逆行しているあいだは、
その星の担うテーマが
「深く潜行する」「熟成期間に入る」
ような感じになります。
これが「停滞」と感じられることもありますが
目に見えていることだけが「前進」ではない、はずです。
冥王星が担っているのは、
生き物の根源的な生命力や、地下に眠る黄金のような力、
欲望、再生する力などです。
特に、山羊座という「権威」の星座にある冥王星
支配する力、一つの世界の勢力を強化しようとする力、
ごくプリミティブな、暴力や財力のような力のイメージが湧きます。
たとえば、冥王星は性的なテーマと関係が深いとされますが
性的な世界で「征服」という言葉が使われることがあります。
山羊座冥王星からは、全体を統一するという意味でなく
あくまで、世界の内側で、絶対的に人を従える
というような力が思い浮かびます。
こうした力がいったん、その姿を隠し
そうした力について冷静に吟味する機会を得るとか、
別な価値観が際立って見えてくるようなことも、あるかもしれません。



今週はそんな感じです。




【 星の配置(おおまかに) 】


 太陽:牡羊座23-牡牛座0度(20日12:57イングレス)
 月:天秤座→蠍座→射手座→山羊座(15日天秤座25度付近で月食
 水星:牡羊座10-24度
 金星:魚座8-16度
 火星:天秤座17-14度(逆行)
 木星:蟹座12-13度
 土星蠍座21度(逆行)
 天王星牡羊座13度
 海王星魚座6度
 冥王星山羊座13度(15日から逆行)
 ドラゴンヘッド:天秤座28度
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 【月のボイドタイム】
  4/15 16:43 - 4/16 1:21
  4/17 16:10 - 4/18 6:45
  4/20 10:18-10:29

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