2014/5/12-5/18の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
早くも下半期本の時期がやってきました、、
毎年恒例、下半期占い「星栞」、予約開始です!
どうぞよろしくお願いいたします!



今週の空模様ですね。
このところ、夕方の空に、木星が美しく見えております。
「初夏のイイ感じの夕方に木星を見る」ことができる時期は
実際、そんなに長くないんです。
太陽が今、木星にどんどん近づいて、やがて追い越していくと、
木星は明け方に見えるようになります。
木星も移動していくので、
来年今と同じような位置関係で木星を見ようと思ったら
だいぶ先になります。
こう考えると、惑星はほんとに「時計」という感じがします。


今週はまず、蠍座の満月がメインイベントです。
15日、蠍座の後ろの方で満月となります。
今週の12星座分けが
「長いこと積み重ねて来たことにスポットライトが当たる」
という雰囲気の表現が多いのは、
この満月が、土星のすぐ近くで起こるからです。
満月自体「積み重ねて来たものが『満ちる』」タイミングなのですが
土星は、長い時間、コツコツ積み重ねてできあがる大きなもの
を象徴する星です。
満月は毎月やってきますが、
そこへ土星がかさなることで、
「もっと長い時間に積み上げてきたことに
スポットライトが当たる」
というイメージが湧くわけです。
蠍座土星が入ったのは2012年の10月です。
そのあたりから主に一人でふんばってきたことがあれば
「今、それがどのくらいまで完成しているか」
が解るような、そんなタイミングとなるのではないかと思います。


この満月とほぼ時を同じくして、
金星と天王星が重なります。
さらにこのかたちに双子座の水星がセクスタイルしており、
冥王星とスクエアにもなっております。
もう少しふわっと見ますと、
こないだの「活動宮のグランドクロス(カーディナル・クライマックス)」に、
金星が重なったみたいな感じ、と言えます。
金星と火星はミューチュアル・リセプションの関係になっているため、
ゆるいオポジションというだけではない結びつきができています。
満月の位置関係もまた、
牡牛座の太陽のディスポジターは金星で、
蠍座の月のディスポジターは火星ですから
ここにも不思議な環流ができあがっております。
結合と分離、獲得と喪失。
出会いは別れの始まりで、
出生は死のはじまりで、
終わりの終わりは始まりの始まり、
みたいなイメージが湧いてきます。
失われても失われていないもの、
手に入れたようでも手に入っていないもの。
ホロスコープのポラリティには、
実に生々しい、裏と表の現実感があって、
ときどき、ため息が出る思いがいたします。
ひとつのことがきらきらと肯定され
もうひとつのことが絶望的に否定されていても
ほんとうはどちらもが同じものでできていると
私たちは何となく、心のどこかで解っていて
ダイヤモンドとえんぴつの芯がおなじものでできてるといわれても
ほんとうは
自分で思うほどには驚かなかったんだろうと思います。


集団を否定し、そこから脱出して「個」として立ったとき、
そこで結局求めていくのは他者との関わりであったり、
結ばれた果実をもぎ取っても、
一瞬あとには消化して種や皮を捨てる場所を探している、
否定したはずのものの所に又自分で戻っていって
それでもそこにまた、あたらしいものが生起し続ける、
みたいな循環が
先週もここに書いた(ような気がする)「環流」というイメージであるような気がします。


今週はそんな感じです。


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