2014/12/15-12/21の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
やたら寒くなって参りました、
「冬本番」も近づいてきた感じです。
ホロスコープの上でも冬のピークは
冬至」、即ち太陽が山羊座に入る日です。
山羊座というとあまりキラキラした言葉で語られないようなんですが
(いや、私の意見はそうじゃないので、
ご興味のむきは是非、拙著『山羊座』をお読み頂ければと思うのですが)
実は、蟹座の入り口である夏至から冬至にかけては、
「光が少なくなっていく」プロセスなんですね。
で、冬至を境に、
今度は光が徐々に増えていくプロセスに転じるわけです。
冬至は「ここから光が増え始める」ポイントであって、
山羊座は「光の始まり」の星座、と言うこともできます。
実際、古い時代の山羊座のイメージは
もっと明るいものだった、という記事を読んだことがあります。
「山羊」という動物の、キリスト教におけるイメージがちょっとアレだったので
山羊座という星座へのイメージがそれに引っ張られて、ちょっと変わってしまった
という説があるようです。


・・・などと、
太陽が山羊座に入るのは22日で、来週の月曜日でした、
フライングで済みません。
今週はその直前、冬至に向かっていく最後の段階です。


で。
今週の空模様ですね(上のは前置きです。前置きっぽくないですが)。
まず、15日に冥王星天王星のスクエアがピークとなります。
2011年からこのかた、何度かこの形は組まれてきておりますが、
ラストヒットは来年3月17日です。
山羊座冥王星の根深く大きすぎるがゆえに視野に入らないような支配力、
そして、牡羊座天王星のあくまでフレッシュでパワフルな破壊力。
両者が「ぶつかった」ところに、熱い変化が起こりそうです。


さらに、これもフライングなんですが
22日に天王星は順行に転じます。
逆行→順行の転換点は、かなり重要なポイントと言われます。
スクエアのピークと転換点が近い日付に置かれているのは、
ちょっと色を変えて丸印をつけたいようなぐりぐり感があります。
かなり鉄火な、パンチの効いた形です。
とはいえ、この時期突然なにかが起こるというよりは
2011年頃から断続的に積み重ねられてきたことが
また一歩前に進む、ということだろうと思います。
一連の動きの最終的なピークが来年3月17日ということになるので、
そのクライマックスの前の、大事な展開
が起こる、という捉え方もできそうです。
ちなみにこの3/17の直後に食も控えておりまして、
そちらも、なかなかハデです(フライング過ぎてすみません)。


金星と海王星セクスタイル、水星と海王星セクスタイル
という二本のセクスタイル
前者は週明け、後者は週末にできあがります。
このところちょっとエアポケットのような場所にある魚座海王星ですが
ここでは少々雄弁になる感じがあります。
特に、水星は射手座を出るとちょっと調子が戻る感じになりますので、
今まで何となく漠然と思い描いていたことが、ふと形になる
これまではひとまず棚に上げていたことを、ふと語り始める

というような動きが生じるかもしれません。
現在、太陽-木星のあいだにミューチュアル・リセプションが発生していますが、
一方で、シングルトンのようになっている木星
魚座のルーラーでもあります。
金星・水星が山羊座に移動し、魚座の星と角度を作ることで
サインの上ではヨードの指の位置にある木星
また別の意味合いで輝く感じもします。
つまり
「加熱しているテーマから遠く離れて、
そこに『鶴の一声』をかけることができる存在」

というイメージです。
煮詰まった状況の「中」へ踏み込んで事情を理解した上で、
敢えて外側から仲裁する、あるいは方向付けをする、
というような関わり方。

金星・水星と海王星、そして木星の位置関係から
そうしたシーンが浮かび上がるような感じがいたします。


とはいえ、
太陽の山羊座入り、新月天王星の順行、
そしてなんといっても土星の射手座入りを来週に控えた今週は
「転換点の手前」
というタイミングであることは否めません。
来週のフレッシュさがまぶしい!
来週の切り替えに向けて支度が大変!

みたいな今週なのです。
ゆえに今週、「やり残しのないようにキッチリ今までのプロセスを仕上げて、
いよいよ来週、満を持して新しい時間へ乗り出していく

というようなストーリーが感じられます。


今週はそんな感じです。


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