2015/2/2-2/8の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。


今週の空模様です。
1月下旬から逆行している水星が、
ちょっとフライングですが、11日に順行に戻ります。
もどる直前くらいから徐々に、
停滞感や噛み合わない感じから解放される、
という人も多いようです。
なんとなく「調子が戻ってきた」という雰囲気が
今週を辿るにつれて徐々に、出てくるかもしれません。


そんな今週の目玉はなんといっても、
4日の獅子座の満月です。
木星とならぶみたいなところで起こる満月は、
なかなか印象的です。
というのも、土星が移動した先の射手座と、
三星(カイロンも入れれば4星)が集合している魚座との、
両方の支配星が木星だからです。
満月は「満ちる」タイミングですが
このマンタンは、太陽に対してのことです。
一方、木星に対して、太陽は「満ちた」位置になっており、
相対的に、ここから太陽に対して木星が勢力を盛り返す
みたいなイメージの転換点と言えます。
光をぎゅうっと一身に担った獅子座の木星が、
一定期間の積み重ねを一段落させて、
4月半ばからの順行を目指して静かに起動する
みたいな感じがあるわけです。


満月自体は天王星冥王星のスクエアにトライン、
インコンジャンクトでコンタクトしていて、
木星と火星のあいだに緩いトラインも出来上がっています。
このところ長い時間をかけて広く起こっている衝突、燃え続けている炎と、
獅子座「表現」というテーマは、
強く結びついているようです。
何を表明するか、どうあらわすか、ということは、
獅子座がヘラクレスの獅子皮の鎧であるように、
その内側にあるものと
かならずしも、完全に一致しているわけではありません。
激しい攻撃が、実は強い恐怖心から出ていたり、
柔らかな態度が、実は深い強靱さに裏付けられていたり
ということは良くあるものです。


ルールや正義は、ある集団に共有されるもので、
その集団の外に出ると、無効になります。
魚座と射手座は、集団の外側というものを意識する星座です。
「外側」からさまざまなものが表現されるとき
それをどう解釈するか、ということは
集団の中にある既存のルールや正義ではもはや、
問い詰めきれないところがあります。
水瓶座牡羊座は、
新しいルールが出来上がる前に行われる戦いと
深い関係を持っている星座です。
いずれにせよ「ルールを守ることが正義」という、
ある集団の中だけで通用する善の外側に出たところで
あらためて「ルール」や「善」の意味を考えなければならない、
そんな場面に立ち至っているのかもしれません。


このところショッキングな事件が続き、
常に動揺しながら何とか生活についていってる、
みたいな気分です。
魚座と射手座の「犠牲」「挑戦」「思想」「宗教」、
獅子座の「プレゼンテーション」。
この、いつもの星の様子を言葉に置き換える作業も
目の前にある恐怖や絶望のイメージを
無意識にそこに探してしまうような気がして
ためらわれるところもあります。
それでも、星がそこに見えているうちは
多分、こうして星に話しかけているんだろうと思います。


今週はそんな感じです。

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