2015/2/9-2/15の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。

4日の満月から、月は欠けるフェーズへと入りました。
「満ちていく月」は、比較的短期的な成長を意味し、
「欠けていく月」は、ロングスパンで起こる事への「仕込み」を意味する
という考え方があります。
新月は始まり、満月は結実のタイミングで、
両方とも(ほぼ)毎月めぐってくるわけですが、
新月から満月は、いわば、ひまわりや朝顔を育てるような
短期的でわかりやすい成長を感じられる時間帯で、
満月から新月は、樹木が年輪を重ねていくような、
長い期間にわたる成長を見据えるための時間帯、
と言えるかもしれません。
落ち着いて「長期的計画」のために、
粛々と歩を進める気持ちが強まりそうです。


太陽も、木星に対して「満月を過ぎたフェーズに入る」タイミングです。
太陽は獅子座の対岸の水瓶座では、
あまり持ち味を発揮できない、と言われます。
太陽は主観と自己主張の塊みたいなものなので、
客観と公平を重んじる水瓶座の世界では
たしかに、ちょっと使い勝手が悪そうです。
今は、木星が獅子座に位置していて、
太陽→土星木星→太陽…という、
ディスポジターがぐるっとまわる形が出来ています。
木星は逆行中で、これもちょっと不器用な感じです。
全体に、
ものすごく大きな自己主張や理念、正義の観念が、
ちょっと不器用で乱暴な感じで運用されている、
といったイメージがわいてきます。
大きな力というのは、きちんとコントロールするのが難しいものです。
大きな道具を使おうとすると、自分が振り回されてしまい、
使いこなすどころかケガをしてしまう、
などということも珍しくありません。
ゆえに、大きな力を使いこなすには
どうしても、ある程度の失敗の経験も必要だったりしますが、
この時期は、そんなふうに、
少々不器用で乱暴な動きから生まれる経験が、
だんだん蓄積されているようなところもあるのかもしれません。


11日、水瓶座で水星が順行にうつります。
水星は1月22日から逆行を続けていました。
1月後半くらいからなんとなく調子が悪かったり、
足止めを食ったりした感じのあった人は、
今週に入ると徐々に、リズムが戻ってくるでしょう。
一方、水星逆行時は
「過去からなにかが戻ってくる」時期とも言われます。
1/22から2/11までのあいだに、
なくし物をみつけたり、
関係の途絶えていた相手とのコミュニケーションが復活したり
といった経験をした人もいるかもしれません。
水瓶座は、友情や人的ネットワークに関係の深い星座なので、
フラットでのびやかな関係が再生するようなことも
もしかしたら、あったかもしれないと思います。
水星の逆行は、1年に3回くらい起こり、
ほぼ同じエレメント(またがることもおおいですが)で起こります。
今年は「関係」「コミュニケーション」「思考」「交通」などを司る風の星座で、
水星が逆行することになります。
今はドラゴンヘッドも天秤座に位置していて、
関わりの復活や再編、再構築、というイメージが
強調されている感じがします。


今週はそんな感じです。

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