2015/2/16-2/22の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いている日はバレンタインです。
・・・いえ、べつに深い意味はありません。
ただちょっと書いてみただけです。



今週の空模様ですね。
今週は、まず、水瓶座魚座のちょうど境で起こる新月
ぐりぐりしています。
この新月自体がぐりぐりしている、
というよりは、
太陽イングレスと同時に新月になり、
更に翌日火星が、翌々日金星が
それぞれ牡羊座に移動していく!
という、19-21日に節目が集中している点に
妙味があるわけです。
新月も、イングレス(星の、星座から星座への移動)も、
一つの段階から次の段階へぽんと飛び移るような、
かなり勢いの良い「切り替え時」です。
この「切り替え」が三段階、四段階くらいに重なって、
ばりばりばりっ!
と切り替わるのが、たいへん印象的に思えるのです。
ちょっとまえまで水星も逆行しておりまして、
1月後半から2月前半は、
なんとなくもっさりした雰囲気だったわけですが
そのもっさり感がここへきて、
びかびかびかっ!と閃光とともに切り裂かれるような
そんなイメージがわいてくるのです。


今年の前半は、
火星と金星がくんずほぐれつしながら進む、
とても情熱的な雰囲気の時間帯となっています。
そのくんずほぐれつが、ほかならぬ火星のサインである牡羊座
もっともヒートアップする
というのも、なかなかホットです。
火星は情熱と攻撃性の星、金星は愛と「甘さ」の星です。
神話にもアレス(火星)とアフロディテ(金星)の恋が描かれていますが
まさに両者が手に手を取って進むようなこの時期の風景は、
こんな感じで、肉眼で目にすることも出来ます。
天王星と重なっていくこの時期のハナシは、
またその頃にするとします。
とはいえ、
火星は牡羊座で持ち味がサクレツする一方で、
金星はちょっと牡羊座のカッカした感じが合わないところもあります。
つまり、火星の方が「強い」状態にある、わけです。
戦士がお姫様を守って「君は後ろに下がっていろ!」みたいな、
そんなイメージもわきますし、
むしろ、セーラームーンとかナウシカみたいに
戦うお姫様
みたいなイメージもわかないでもありません。
いずれにせよ、なにか愛や情熱が「スパーク!」する
みたいな雰囲気です。
けっして、遠慮しあってもじもじごにょごにょしてる感じはありません。
ツンデレが極まってケンカしてるようなことは・・あるかもしれませんが(!)。


水瓶座魚座のちょうど境目、
ほんとに国境線みたいな所で起こる今週の新月は、
水瓶座という星座から、魚座という星座への、
ひといきの「ジャンプ!」を感じさせます。
もとより、隣り合う星座同士は、
かなりかけはなれた世界になっているのです。
実は似たところ(継承されているような所)もあるのですが、
かなりイメージは対照的なところが多いです。
水瓶座の論理的で、客観的で、反骨的な世界と、
魚座の精神的で、変幻自在で、境界線をどんどん越えて行く世界とは
かなり様相がちがっています。
「境界線」はたいてい、客観的なリクツらしきものによって引かれます。
水瓶座のロゴスという「線」が、
魚座では無効になってしまうわけです。
でも、両者ともに深い所で相通じているのは、
心のゆたかさと、自由という点です。
水瓶座魚座も、なにものからも自由でありたいという、
その希求の点では、一致していると私は思っています。
水瓶の中に湛えられた「水」は、
魚座の泳ぐ河の水と同質のものであるはずです。
水瓶の中で守られていたもっとも純粋無垢の水が、
海を目指して流れる河にあふれ出していくような、
そんな出来事が起こるのかもしれません。
水は、星占いの世界では、
感情であり、人と人との目に見えぬ紐帯を象徴します。
私たちは何かに帰属しルーツを知ることにより「アイデンティティ」を得て、
そのあと、他者と自分を切り離せるところまで切り離すことにより、
「個」としての自分を得ることになります。
同化することと、切り離すことのくり返しが
私たちの「自分」という感覚を動的に創り上げているのだとすれば
切り離すことを超えて融合するフェーズへとシフトする、
そういうタイミングだと捉えることもできるかもしれません。


今週はそんな感じです。

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