2015/4/13-4/19の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
今週は金星の双子座入りとともにスタートします。
というか金星の移動自体は、12日なのですが、
やはり、週明けと金星移動が重なっている感じです。
それを追いかけるようにして15日、
水星も牡牛座へと移動し、
水星と金星の間にミューチュアル・リセプションが形成されます。
これは大変元気の良い形です。
牡牛座が「声/言葉」なら双子座は「文字/言葉」
牡牛座がボールなら双子座はキャッチボール
牡牛座が骨董品コレクションなら双子座は骨董屋さん
みたいな世界なのですが、
その間に密接なやりとりが生じている状態となります。
「意味と価値」という表現を
なんとなく、普段よく使ってしまうのですが
牡牛座の世界の「意味と価値」と、
双子座の世界の「意味と価値」とが
切り離されずに入り交じるのが面白いなと思います。
たとえば、ビジネスの場でも
「お金さえ出してくれるなら誰にでも売る、というわけではない」
みたいな場合があります。逆に、
「モノとしてはすばらしいのだが、
欲しがる人が少ないので、値がつかない」
みたいな状況もあります。
そうした分断を解決する方法が
この時期、ダイナミックに生起したりして
などと夢想したりするわけです。


言葉の持っている抑揚が
歌の歌詞になったとき、不自然にゆがんでしまう
ということがありますが
それを避けるために敢えて言葉を置き換える
というポリシーの作詞法もあるそうです。
たとえば、童謡の「ぞうさん」なんかは、
もともとの言葉の音程と、メロディの音程に
矛盾がないという話をきいたことがあります。
ぞうさん」は曲が先なのか詩が先なのか
私は知らないのですが、
言葉の音の上下を重んじて、
メロディとの矛盾がないようにした場合、
結果的に、聞き手に詩の意味がするっと伝わることになります。
言葉の持っている意味や前後の脈絡は双子座的な世界です。
一方、言葉がどんな音で発音され、メロディはどうなるか、というのは
牡牛座的な世界と言えると思います。
今回のミューチュアル・リセプションを見て
たとえば、そんな話を思い出した次第です。


アスペクトもビビッドなのが形成されます。
金星と土星オポジション
水星と土星のインコンジャンクト、
火星と木星のスクエアなどが出来上がります。
水星は今、足がはやいので、
週末には海王星とのセクスタイルも出来上がります。


金星と土星オポジションはバキッとしています。
月をのぞけば、このところオポジションができてなかったので
正面切って物事と向き合う形に、スパイシーなものを感じます。
射手座の土星というのは、
哲学の重みとか、論理的深さ、専門性の高さなどが感じられます。
一方、双子座の金星はぱっと明るい、ウィットに富む思いつき、
みたいな感じがあります。
射手座の土星からすれば
「軽々しく適当なこと言うんじゃない」
的な感じになりますが
双子座金星的には
「何もかも知っていないと発言しちゃいけないなら、
みんな何も言えなくなっちゃうしつまらない」
的な反論も出ようかと思います。
射手座土星が重装備の山登りなら
双子座金星はうっかりヒールがあるけど大丈夫だよねピクニック、
みたいな感じでしょうか(どんなだ)。
クリティカル・ディグリーでのオポジションでもあり、
射手座の支配星は今、「表現」の獅子座に位置することもあって、
このオポジションから浮かび上がる「対話」は、
結構声が大きく、興味深いものになるんじゃないかという気がします。


火星と木星のスクエアは、固着宮同士で
かなり存在感があります。
ここも声が大きい感じがありますし
言ってしまえば「声が大きすぎる」感じも否めません。
応援団の団長のどーんとした大声を想像しました(なんとなく)。
もとい、非常に華やかな感じもあります。
力や華々しさを「誇示」するような雰囲気です。
水星と土星の形は、厳密で正確な音楽をイメージさせられますし、
水星と海王星の形はとても詩的な格好です。
今週のアスペクトの中からは、
いろんなイメージのバリエーションが浮かび上がります。


そして週末、牡羊座の最後の所で新月となります。
この新月には、2月頃からの「牡羊座祭り」の
終結宣言のような意味を感じます。
新月を結んだ後、月と太陽はすぐに牡牛座へと移動しますので、
その切り替え感もあざやかです。
2月から今に至るまでの一連の出来事が「一段落」したところで
あらためてその全容を振り返る余裕が出てくる、
という週末になりそうです。


今週はそんな感じです。


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