2015/7/6-7/12の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
七夕ですね!
季節のイベントで明らかに「星」がらみのものは
そうたくさんはないので、
七夕はちょっと、特別感があります。
子どもの頃は「もう少しで夏休み!」みたいな、
ちょっとした高揚感もあったんじゃないかなと思います。
願い事ができる、というイベントなのも、
幼い頃から親しみやすい理由の一つなのかもしれません。
「星に願いを」かけることは、
思えば、いろんな文化で共通なんですね。
あのちいさな光になぜ、私たちが希望や祈りを重ねるのか、
ごく自然なことのようでもあり、
とても神秘的なことのようにも思えます。




今週の空模様ですね。
今週は9日、水星が蟹座入りします。
思えば、4月半ばからなんだかんだで双子座に星がいて、
水星も長期滞在し、一時はぎゅっと集まったりで、
「双子座祭り」が続いていたわけですが
これでやっと、双子座祭り完了!という感じになります。
双子座はコミュニケーションの星座であり、
同時に、反乱・反抗の星座でもあったりします。
エリアーデ「神話と意味」という本に、
とてもおもしろい「双子」の象徴するものに関する論考があって、
以前、なにかのイベントでご紹介したことがあったんですが、
双子座の星であるカストルポルックスは、
船の災難の守り神にされているなど、
結構荒っぽいというか、人知の及ばないような自然のパワーと、
双子のイメージが結びつけられているところがあるようです。
知性やコミュニケーションの星座であると同時に、
そうしたものが及ばない分野も管轄するというところが、
まさに「双子」の表裏性を感じさせる、とも言える気がしますが、
そうした世界にこれまで、スポットライトが当たってきていました。


で、今度はこの星が蟹座に入り、
既に蟹座入りしている太陽・火星とともに、
プチ蟹座祭りとなります。
蟹座では、水星も火星もあんまり調子が出ないので、
なんかこう、もごもごするような感じもあるのかもしれないんですが、
水の星座に5星集合になるので、
やはり、ジャブジャブする感じは否めません。
ちょっとこの水の星座祭りは、懐かしい感じもします。
木星が蟹座にいた2013年後半から2014年前半は
しょっちゅうこんな感じになってました。
蟹座は「中」と「外」を厳密に分ける世界で、
身内か外部かを激しく判定します。
内側にあるとなればどこまでも許し、
外にあるとなればなんだろうとはじく!
みたいな激しい出方をすることもあります。
その激しさのゆえに、
これが「感情の動きである」ということがわからない
という場合もあるんですね。
えらく冷たく感じられたりするわけです。
でも、この時期どんなに理屈をこねていたとしても
ものごとの原動力になっているのはたぶん、
「キモチ」なんだろうと思います。
計算も出来ませんし、損得も響かないので
なかなか厄介な世界ですが、
私たちは最終的には、感情に向かって生きている
ということになるのかな、と思います。
そういう意味では
「本質にかえる」
「本当に大事なもののところに立ち返る」
ような動きも生じるのかもしれません。


今週はそんな感じです。




七夕と言えばアレでは・・・・
とお思いの皆様は、
このページのどこかにみつかるかもしれません。えへ。



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