2015/7/13-19の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
今週はなんと言っても、蟹座の新月です。
すでに水星も蟹座に入り、
月が入ると蟹座4星になり、
「蟹座祭り」となります。
海王星魚座に、土星蠍座に位置しており、
「水の星座祭り」とも言えます。
水は「感情」の星座であり、
「融合」「変容」の星座でもあります。
更に言えば、「最終的な結果」を象徴する世界でもあります。
これは「すべての川は最終的に、海に流れ込む」というようなイメージです。
たどり着く場所、皆が混じり合う世界、
みたいな感じが、水の星座の世界観ではないかと思います。
蟹座は月に支配されているので、
蟹座の新月は「強調」感があります。
新月的な「スタート」に、ぐっと力がこもっているイメージです。
さらに、蟹座という豊穣な星座での
4星集っての新月は、
たくさんの新しいものがどんどん生まれる
という賑やかなイメージもわいてきます。
心に関すること、居場所に関すること、守られること、
最終的に腹の中で決断すること、大きな「思い」の世界、
などにおいて、ばしっと「決まる」ものがあるのかもしれません。
蟹座という「終末宮」での新月
始まりと終わりが勢いよく交差します。
今回は特に、その動きに「賑やかさ」「熱さ」が加わります。
静かに始まったり終わったりするのではなく
ぱあっと華やかに、火花を散らすようにしながら、
いろいろなことがたどり着くべきフィールドにたどり着きつつ、
新たに立ち上がる!という感じがあるわけです。


今は水星と火星が同座し、
さらに対岸の冥王星にも、
火星のオポジション、金星のセスキコードレート、
土星のMリセプションなど、テンションがかかっています。
満月の時は、台形のコンフィギュレーションが出来上がるのですが
その件は「星読み」の月齢メールに少し触れました。
なんかこう、全体に
「変身」
っぽいなあ、、というイメージを
個人的に、抱いています。
それも、何か外側から力が加わっての「変身」ではなく、
もともと内在していた可能性が外に向かって花開く
という意味での「変身」のイメージがわくのです。
オタマジャクシがカエルになったり
ヤゴがトンボになったりするような
ああいう、不思議な変身のイメージです。
これは私が個人的にそう思っているだけなんですが
(乙女座とかもそういういめーじがあるんですが)
今回は何か、幾つもの条件が交差した所で融合し、
一つの形を得て新しく「出てくる」みたいな感じがするんですね。
冥王星は「(隠れていたものが)出てくる」感じの星です。
「パンツをはくのは、脱ぐためだ」
というアレがありますが、
冥王星はまさにそういうメカニズムを象徴する星です。
価値があるから隠しているのではなく
隠しているからこそ価値が生まれる
みたいなカラクリの世界です。


水星も火星も、
蟹座という「融合」の世界では
ちょっと据わりの悪いところがあります。
これは
「水を刃物やリクツで切り分ける事は出来ない」
というイメージだと思います。
いくら水をナイフで切ろうとしても、切れません。
蠍座の「水」にはもうちょっと、
氷とか、水を含んだ土のような固形感があるんですが
これも、「切れたようで切れてない」ということだと思います。
火星や水星は、いろんな意味で「切る(ロゴス)」側の星なので、
切れない蟹座の世界にいると、
なにかすっきりしない部分というのがあるんだろうと思います。
冷静なつもりで、冷静じゃない
こだわってないつもりで、こだわってる
みたいなことが起こりやすいのかもしれません。
オタマジャクシがカエルになる
みたいな不思議な世界では、
論理的に諄々と切り分ける
というようなことが難しいな
と、感覚的には思えるんですが
どんなものでしょうか。
たとえばケンカするのでも、
わかりやすいぶつかりあいではなく
老練な心理戦とか、意外な動機を隠し持っているが故の混戦とか
そんな形になるんじゃないかと思います。


週末、19日に、金星が乙女座に歩を進めます。
でも、これは本格的な「乙女座入り!」ではなく、
8月1日にはまた獅子座に逆戻りしてしまいます。
なので、「金星乙女座時間」の「気配・予感」みたいなものが
今週末からふわっと出てきて、
本格的に金星が乙女座入りする10月半ば以降のきっかけを掴む
みたいな状況が起こるんじゃないかと思います。
すでに金星は25日からの逆行に向けて減速しているので
愛や経済的な問題について、
もやもやっとした停滞感をじわじわ感じてきている人も
もしかしたら、少なくないかもしれません。


今週はそんな感じです。


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