2015/7/20-7/26の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのは19日の夕方なのですが
月と金星とレグルスと木星が並んで、
とても美しい夜空となりました。
今週は、夕空の金星と、だんだん太くなっていく月とを
じわじわと楽しめる週となりそうです。
あ、
今週末は、石巻一箱古本市に参加します、
どうぞよろしくお願いいたします!
詳細はこちらです↓
http://d.hatena.ne.jp/iyukari/20150716/p1




星占い的には、
既に金星が乙女座入りし、
23日に水星と太陽がそろって獅子座に移動するとあって、
雰囲気がぱっと変わりそうなタイミング、と言えます。
これまで、蟹座に星がダンゴになっていて、
獅子座にベネフィック2星で、
という状態が続いていたわけですが、
それがぱっと切り替わるのですね。


獅子座も乙女座も、
譲れない「自分」というのがハッキリしている星座と言えます。
獅子座の「自分」というのは、
まっさらなところでぱっと人前に出るような、
清らかだからこそ力のある「自分」です。
乙女座の場合は、
人に出会いながら「ああ、自分って、人と違う!」というのを
だんだんに発見していくような「自分」です。
乙女座は柔軟宮なのですが、地の星座であり、
やわらかなようで揺るがないところのある星座なんですね。
こだわりが強く、自分の意見をしっかり持っていて、
「流されそうで流されない」星座だなあ、と思います。
たぶん、
「人の意見を聞かない頑固さ」よりも、
「人の意見をよくきいているのに、なお、ガンコ」というほうが、
ガンコレベルが上なのかなあと思います。
地の星座の人は、特に牡牛座と乙女座は
あどけないほどの素直さと、信じられないほどの「自分を曲げない」強さを
心の中にあわせ持っているところがあるように思われます。
特に、乙女座のしなやかさと強さは、
美しく丈夫な木材のようなイメージです。
25日から逆行して、また月明けには獅子座に戻るのですが
この短い金星乙女座時間が、
今までの「獅子座ベネフィック万歳!」みたいな熱気に
おっとりして素朴な、爽やかな風を送ってくれそうな感じがします。


蟹座にはまだ火星が残っていまして、
これが獅子座入りするのは8月9日です。
それまではなにかと感情が温められて蒸気になってぶかぶかする
みたいな雰囲気は続くと思いますが、
太陽と水星が獅子座入りすると、
そこにある種の「フレーム」と一貫性が出てくるのでは、
という感じもします。
これまでは、感情が言わば「渦を巻いて」いて、
たとえば、粘土をこねているような段階だったのが、
ここから形を整えられて焼き上げられ、陶器になっていく
というような流れが生じるのかも、
と思います。


天王星も、26日から逆行に転じます。
天王星は「ウラヌス」ですが、
プロメテウスとも関係が深いという説があります。
神様から火を盗んで人間に与えたプロメテウスの神話は
科学技術から得た様々な「力」を
人間は果たして、使いこなすことが出来るのか?
という命題に結びつけられてきました。
星占いの世界において、
天王星は人を解き放つ力を象徴します。
科学技術は人間を重力の縛りから解き放ち、
飛行機に乗せ、宇宙に連れて行きます。
でも、
解き放たれた私たちが最終的にどこに、なにをしに行くのか?
ということを考えるとしたら
まさにこの、天王星の逆行時がふさわしいのかもしれない、
というイメージもわきます。
科学技術といえば「進歩」です。
その科学技術を象徴する星が「後ろ向きに進む」とき、
私たちは何を考え、何を見るべきなのか。
冥王星を「見る」ことを可能にしたのも科学技術ですが
それを見て、私たちは何を知ったのか。
そんなことを考えたくなる、
今週の空模様です。


今週はそんな感じです。


      • -


5重版32万部超となりました新刊「3年の星占い(12星座別、一冊680円税込)」
まだの皆様は是非、書店様でお手にとってご覧ください!!
上のサイトでもちょっとだけ立ち読み的なことができます。