2008/11/10-11/16の空模様。


形になります。
形にすべき時です。
手で触れる形、具体的な形です。


形にしたとき、
形にする前に思い描いていたものとは
違ったものができあがります。
人のイメージや計画、想像が形になるとき、
そこには、
「もの」と「人の想念」のあいだに子供が生まれ落ちているような
そんな出来事が起こっているわけです。


父親と母親があって子供が生まれます。
どんなにどちらかに似ていても、
子供はどちらかそのものにはなりません。
母親とも父親とも違った、別の存在です。
さらに言えば、両者の個性を足して二で割ったような存在でもありません。
どちらとも似ていないような何らかの、
子供にだけしかない特性がそこに文字通り「生まれ」ます。


想念を形にしたり、
だれかに思いを伝えたり、
プレゼントを渡したりするとき、
そこには、その前に想定されたものとは
全く異質のものが誕生します。
この時期、貴方は何らかのテーマにおいて
なにかを形にすると思います。
そのとき、
形にするために用いたものや借りた手助けと貴方の想念が
なにかを受精させ、結実させます。
そこにうまれた「かたち」は、
それを作る前には存在しなかったなにかです。
形にしてはじめて出会えるなにかであり、
かつ
それは貴方にとって
本当にすばらしいものであることが約束されているように見えるのです。