2008/12/15-12/21の空模様。


人は、失うことを恐れます。
どんなものでもそうです。
穴があいて履けなくなった靴でも
取っ手がとれて使えなくなった鞄でも
それを「捨てる」となると
恐怖に似たためらいが心をよぎります。


ですが、全て形あるものは
いつか失われます。
そして、また
新たに生成します。
ものを「変化しない」と仮定すると
それは失われたり、取得されたりしますが
変化するものだという前提に立てば
生まれたり、成長したり、死んだりするものだ
ということになります。


この時期、貴方の持ち物がいくつか
重大な変容にさらされます。
要は、なにかがなくなって
新調する必要が生じるのではないかと思います。
私はいつも、比喩で占いを書くクセがあるので
このように書くと、デリケートな貴方は
貴方が一番失いたくないと恐れている、
人間関係や愛情のことを心配なさるかもしれません。
でも、ここで申し上げたいのは
純然たる「もの」、つまり物体の話です。
人の心や立場やつながりなどのことではありません。


この時期、貴方はなにか物理的なものを
いわば新調することになるのだと思うのです。
さらに、この時期に新調するものは全て
この先長く使って行くことになるものです。
そしてもっといえば
これまで同じ役割を果たしてきたものとそれは
特徴が大きく異なっているのではないかと思います。


「入れ替え」ですが、
単なる同じスペックの存在が交代するのではないと思います。
それは、子供が決して親のコピーではないのと
事情がよく似ている気がします。