2008/12/22-12/28の空模様。

「非日常」は、かつては
お祭りの日や年末年始など、
共同体によってしっかり管理され、
カレンダーの中に見いだすことができました。
今の時代では、共同体の中でよりは、
レジャーやアートなどの中でそれを、
体験することが多いようです。
「日常」だけを続けていると、
「日常」は閉塞し、疲弊してくるのだそうです。
一方「非日常」だけが続く状態も問題です。
小学生の頃読んだホラーマンガで、
「毎日が誕生日になる」というお話がありました。
子供なら誰もが大好きな誕生日ですが
「毎日が誕生日だったらいいのに!」という願いが叶ってしまう
というストーリーでした。
「非日常」であるべき誕生日が「日常」に変わる、
その不気味さと時間的閉塞感には強烈なインパクトがあり、
今でも画面を鮮明に思い出せるほどです。


「非日常」と「日常」
それが定期的に、交互に繰り返されることで、
生活に生命力を吹き込みます。
ですが現代では、両者がそれほど厳密に管理されていないため、
境界が曖昧になり、結果、
吹き込まれるべき生命力のほうも、薄まりがちなのかもしれません。
この時期、貴方は貴方の生活における
「日常」と「非日常」のメリハリを、
スケジュールしなおすことになるようです。
まじめなときはまじめにやり、羽目を外すときは外す。
この両者が混じり合ってしまうと、
あまり意味がないのです。
意識してキレイにわけてみると、
持ち前の集中力が更に輝きを増すのではないかと思います。