2008/12/22-12/28の空模様。

「どんでん返し」が「どんでん返し」たり得るのは、
そのカギが、思ってもみなかった場所に隠されているからです。
軽視していた場所、全く無関係としか思えない立場の人が
最終的な結論を握っています。
ですが最後のシーンで探偵が種明かしをしていくと、
「どんでん返し」は立派な論理的結論に変わります。
よく考えて見れば確かに、そうなるしかない
というわけです。


熟練した空き巣は、現金や換金性の高いものが隠されている場所を、
いともたやすく見抜くのだそうです。
もちろん、隠す側はそれを
「1番気づかれなさそうな場所」
だと信じて隠すわけですが、そのこと自体が既に、
何らかの人間の「心象」を描き出してしまうのでしょう。


星占いでも「へそくり」と「下着」は、同じジャンルのアイテムです。
隠された価値、性的なこと、排泄に関係すること、
これらはすべて一つの世界として扱われます。
「トイレの夢を見ると、金運があがる(ただし、本当にトイレを我慢して寝ていた場合は別)」
というのはよく知られた夢占いですが
これは迷信とバカにできない、普遍的心理から出てきているようです。


この時期、思いがけない価値が思いがけない場所に見つかります。
その「思いがけなさ」はしかし、表面的です。
心の中を深くたぐれば、思いがけないどころか
「そうなるしかない」
というくらい、しっかりした結びつきを持っています。
在るべき宝物があるべき場所で貴方を待っているのですが、
宝物と、それの所在地は、一見意外な関係で結ばれている、
という気配がする週です。