2011/2/7-2/13の空模様。


人間は空想の世界に棲んでいて
自分もいきものだ、ということをどこか
忘れているところがあるような気がします。
住む場所も、移動手段も、正義や道徳なども
人間の身体が本来持っている機能とは
およそかけ離れています。
ですから、ときどきそうした「頭脳」が作り出した世界の外に出てしまったとき
自分の「いきもの」の部分におどろかされたりします。


恋をしたときも、そんな戸惑いを感じます。
何かを強烈に「ほしい!」と思ったとき
自分の理性の枠を、自分の行動が超えてしまうことがあります。
そういうとき
「本来の自分はこうではない」
と感じ、そう言い訳をしたくなったりしますが
恋の激情に飲まれたり、何かを貪欲に追いかけたりするのは
それも歴とした、自分自身なのだと思うのです。


天秤座の人はクールで洗練された態度を持っている
とされています。
でも同時に、類い希なる情熱の濃さを隠し持った星座でもあります。
この時期、そうした情熱や貪欲さが、
いつもよりも熱く燃えさかっている雰囲気があります。
これは一種の、パワフルな乗物です。
その性能や機能を理解し、乗りこなすとき、
どこまででも走っていける道具となるのだと思います。