2011/6/6-6/12の空模様。


人間力」という言葉を、あちこちで目にします。
人間としての力、という意味で、
たとえば、精神力、懐の深さ、他の人間と関わる時の度量、
危機に遭遇したときの判断力や価値観などが
この「人間力」のナカミだろうと思います。
知識や才能、スキルとか経験とか、
そういうものとは少し違っています。
多分、人間力というのは、
肩書きや名前、立場、財産や権力、仲間や家族の助け、ことによると記憶やルーツなど
その人が持っているもの全部を別にしても「ある」と言える、その人の力
ということなのかもしれません。


今週以降、そんな「人間力」と言いたいようなものが、
いろいろな出来事を通して表れたり、成長を遂げたりする時期に入ります。
それは単に「人間性が向上する」というような抽象的なことではなく、
日々取り組んでいる仕事や活動、
自分を取り巻いている人間関係などを、
自分が理想に描くような形に、具体的に近づけることだと思います。
貴方は、とてもゆたかな人間力の持ち主ですが
それをあまり、自分で評価しないところがあります。
名前もつけられない、定量もできないそうした「力」が
この時期、強く求められていると思います。
この「力」は、ひょっとすると
「なにもしてあげられていない」という無力感を感じるようなときほど
実は、強く発していて、誰かを救っている気配さえあるのです。