2011/10/24-10/30のホロスコープ。


こんにちは、石井ゆかりです。
今週もテンポラリのみでスマヌ。




今週の空模様です。
今週はまず、24日に太陽が蠍座入りします。
そして、27日に蠍座新月となります。
蠍座には既に金星と水星も入っており、
蠍座で「はじまり!」の鐘がなる!
というイメージが漂う週です。
10月アタマは水の星座に星が全くない、という状態だったので
イメージがずいぶん変わります。
蠍座は「深い感情、融合」を扱う星座です。
隠されていた現実がリアルに浮かび上がり、
きれいごとではない部分に直面していくしぶとさ、みたいなものに
焦点が当たる感じがします。
そういう部分で人と人とは結びついているところがあるわけで
「切っても切れないもの」が強調される、
というイメージも浮かびます。
単に、好きだとか嫌いだとか、条件が合うとか合わないとか、
そういうところをこえたところの紐帯、みたいなものです。


今週はいくつか、アスペクトも結ばれていきます。
火星と土星と金星、そして水星が
おもしろい感じに結びついていきます。
土星と金星・水星のセミセクスタイルももちろんあるのですが
こういうかたちだとなんとなく、
セクスタイルとスクエアのあつまる火星が「扇の要」的なイメージに見えます。
蠍座はもともと、火星に支配されていたので
火星と太陽がミューチュアルリセプションになっている、
とも読めるんですね。
そうすると、獅子座の火星がやっぱりなんかこう、
パワフルに見えてくるのです。
蠍座は、あまりおおっぴらに自分の想念を語らない所があるのですが
獅子座火星はむしろ、アグレッシブにプレゼンテーションするので、
ここでは
「普段語られないことが、あかあかと語られる必要がある」
みたいな感じがします。
「必要がある」あたりは、土星が効いてる感じです。
・・・・ってあくまで、私の個人的なイメージです(爆


何度か繰り返される、冥王星木星のトラインが
今週、ガチになります。
ゆたかさとか、価値とか、所有とか、財とか、食、エネルギー、等々が
どーんとメインテーマとして据え置かれる感じです。
有無を言わさない、否応ない「力」のイメージです。
権力というのはたいてい、財とか暴力とか物理的な力に裏打ちされているものだと思うのですが
(まあ、そうじゃない権力を振り回せることもあると思うのですが)
そういう「物理的な力と、権力との結びつき」が
ものすごく大きくなっているというイメージがあります。
それも、「大きくなる」力があまりにも揺るぎないので
その事が大きすぎて、よくわからない、気づかない
という面もあるような気がします。
冥王星って「意識化」が一番難しい星、なんだと思います。
隠されている、解らないようになっている、というのは
それがおおきすぎて、まるで包まれ切ってしまって、
意識にのぼらせることさえできない
みたいなことかなあという気がするのです。
たとえば、私たちは地球の自転を体感できない、みたいな感じです。
そういう大きな力が
木星冥王星のトラインから
なんとなく、イメージされる気がします。
あくまで私が「そんな気がする」だけなんですけどね、、、(どかーん


冥王星は現在、蠍座の支配星で、
木星蠍座の対岸、オポジションの強い位置にあります。
蠍座新月で、さらにこの冥王星木星の形もあり、
前述のごとく、火星もばちっとパワフルな状態になっているので
今回の新月はすこぶる
蠍座的な力の始動、増強、優位、という香りがします。
蠍座の月というのは、フォールで、
金星も蠍座ではデトリメントです。
複雑な真実を敢えて抱え込むとか、愛情や紐帯が、キレイゴトで済まない、
でも、だからこそ、深く交わり浸透しようとする、
というような、一筋縄ではいかない、心の動きが読み取れます。
蠍座の月や金星というのは
エロスの「飲み込む部分」を象徴します。
一度おぼれこんでみる淵、そこから浮上したときにしか見えない真実
みたいなものがあるのかもしれません。
多くの聖人聖者は、一度、とんでもない放蕩生活に耽溺したりしますが
そういう、ある種の「聖なる世界の原初的状態」を
蠍座という世界は、象徴しているところがあります。
そこにいきものの真実があるからこそ、耽溺する必要があるわけです。
これは別に異常なことでも何でもなく
私たちは日常的に、無意識に
いろいろなものに心を奪われたり飲み込まれたり魅了されたりしながら生活しています。
魅力の「魅」という文字に「鬼」と言う文字が入っていて
この「鬼」とは、もともと死者の魂を意味する文字であるということにも
蠍座=魅惑=生命力の源泉というイメージの連鎖が
ありありと表れているように思います。



今週はそんな感じです。