乙女座 2012/5/28-6/3の空模様。

「いい人でいること」
「誰からも『いい人だ』と思われること」
を、人はつい、目指してしまいがちです。
他者に対しても、
「間違いをしない」「偏った意見を持たない」ことを
厳しく要求してしまうこともあります。
でも、本当はみんななにかしら、
とんがったところやワガママなところ、
狷介なところやシニカルなところなどを持っていて、
「完全にいい人」だなんて、
なかなか、ないことなのではないかと思います。


自分の中のとんがった部分や
自分でも認めたくないような激しさ、辛辣さなどは
誰でも、できる限り隠しておきたいものです。
でも、時にはそうした、
「いい人」というイメージにはとてもそぐわない激しい力が
望みを叶えるための原動力になったり
膠着状態を変えるための突破口になったりすることもあります。


乙女座の人は非常に感受性が鋭く、不正に敏感で、
自他の失敗や弱点を、あらゆる努力によって回避しようとします。
この力によって成し遂げたこともたくさんあると思います。
でも、この時期は、そうした「きれいに仕上げる」力よりも
乙女座の持っているもうひとつの力である、
どこかブラックなパワーが
もっと前に出てもいいのではないかという気がします。
偉大な芸術家が、ちょっと困ったクセを持っていたり、
大成功した人物が、周囲からその性格を怖れられていたりすることは
しばしばあることです。
自分の中のそうした、激しい力を認めたときに
見えてくるものがあるのではないかという気がします。



(漢字修正しました、みなさまご指摘ありがとうございます!)