射手座 2013/1/14-1/20の空模様。


幼い頃、貧しい家で苦労を重ねたために
成長して「守銭奴」となった
という人が出てくる物語は、珍しくありません。
幼い頃、愛情に恵まれずに育ったために
愛に溢れる家族を作ることを最優先に生きる!という人がいたり
あるいは、自分には家族は要らない、と
人と近づくことを拒否して生きる人がいたりします。
同じような「過去」を経験していても
そこから導き出される「こうしたい」という欲求は
必ず同じ、というわけではありません。


この時期、貴方の中の「過去」と、
何かを「欲しい」と感じる欲求とのあいだに
トンネルができあがっているように見えます。
過去に起こったことを唯一無二の現実として生きるとき
そこには、「予期し得ない未来」は存在しないように見えますが
過去に起こったことがほとんど同じような形で繰り返されるとき
私たちは少なからず
その「パターン化」に、無意識にコミットしているのではないかと思うのです。


この時期、自分が抱いてきた欲求の下の側に
もう一つ、分厚い欲求の「層」を見いだす人も
少なくないかもしれません。
守銭奴」となったひとがあるとき突然
自分が欲しかったものはお金ではなかったと気づいたり、
愛を拒否して生きる生き方が実は
何よりも愛を請う生き方であったりする
という物語が、あれほどたくさんあることを考えると
それほどドラマティックなものではなくとも
私たちは一般に「欲しい」と「欲しくない」とを
結構簡単に、取り違えている、ということなのかもしれません。