2013/2/25-3/3の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
だんだん日が長くなってきましたねー。
気温の「季節」と、太陽の光の「季節」とは、
少しずれてるんだなあと思います。
光のほうが、少しはやい感じなんですね。



今週の空模様です。
今週はまず、26日がハイライト!な感じです。
乙女座で満月が起こり、
金星が魚座入りします。
ジャスト満月の時間が朝5時半くらいで、
金星の魚座入りは11時過ぎなので、
なんか「惜しい!」感がありますが(いや、別に惜しくもなんともないんだけど)
とにかく、魚座-乙女座ラインに星がぎゅうぎゅうにキラキラしている感じで、
壮観!な雰囲気があります。
さらに、木星と満月(太陽-月のオポジション)がTスクエアを形成し、
かなりハデというか、もりっと盛られているイメージが出てきます。
木星は元々魚座の支配星で、
双子座は乙女座と同じ、水星に支配されていますので
魚座マジョリティ・乙女座満月が木星とTスクエア、というのは
まさに大盛りな感じです。


魚座-乙女座ラインは、
救済、メンテ、ケア、薬、心身の治癒、みたいな世界を象徴しています。
人間の変容や成長、自己治癒力みたいなものと
深い関わりがある世界です。
また、水星-木星のラインというのは、
「移動」と「知・メッセージ」の刻印、みたいな感じがあります。
「富山の薬売り」というのがぴったりくるイメージですが、
効力のある知恵やマジカルな薬草は、いつも遠くから運ばれてきます。
「舶来の妙薬」というものを、私たちは無意識に
「効果があるはず」と感じとりますが、
そういう感覚に通じるものがある世界です。
不思議な儀式や呪術は、常に新しい「知恵」に否定され、
それにとってかわりますが、
新しい「知恵」もまた、どこか、儀式や呪術的なものを含んでいて
私たちはそうした目に見えない「効果」と「変容」への憧れを
新陳代謝していくようなところがあるのかもしれません。


なんでも「永遠に同じ」ということはなく、
文字通り「万物は流転する」わけですが、
私たちは日常的に、どうも、そう思っていないところがありますし、
自分の変化も「相手に受けとめてもらえないんじゃないか」と思ってしまったりします。
自分が大きく変わったのに相手は変わっていなくてガッカリすることもあれば、
相手が大きく変わっていても自分が変化なしでガッカリすることもあります。
変化というのは、なかなか扱いの難しいものであり、
かつ、認識するのもけっこうたいへんなものだと思うのですが、
ここでは、そんな「変容」がテーマとなるのでは、と思います。
がらっと変わる!というよりは
「あれ、どっかかわった?」みたいなマイナーチェンジこそが
本物の「成長」だったりするわけですね。


とはいえ、水星は23日から逆行を続けておりまして、
全体に、少しスローモーな印象はあるかもしれません。
物事がストレートに進まない感触があり、
やりなおし、みなおし、さしもどし的な出来事が起こりやすいかも、
とは思います。
こうしたことを「悪い、いやなこと」と捉える方もいらっしゃるのですが
私は、そういうふうには思っていなくて、
「なんでも、前に進めばいいってもんじゃないぞ」
と思うのです。
少し戻って忘れ物を取り戻したり、
「チェックして直してもいいよ期間」を与えてもらったりするのは
非常にだいじな、いいことだと思うのです。
いつも同じスピードでつきすすんでいたい!
という人もいるかもしれませんが、
物事には緩急とか、強弱とかがあって、
だからこそ、物事に多様性が生まれ、世界が広がるんじゃないでしょうか。
なんかこう
水星逆行とかがなければ
私みたいなもんは世の中に居場所がないんじゃよ(ぐじぐじ
という感じがするわけですね(どんなだ)。
もとい
星の逆行期は、なんというか
「我に返る」「自分を取り戻す」
ような感覚もあるんじゃないかと思います。
いつも錯覚している部分を、「それは錯覚だ」と修正できるような、
けっこうクールな時間帯なんじゃないかなと思うわけです。


魚座という星座自体、「過去」と深い関わりがあります。
さらに、満月というタイミングも
「それまでの積み重ねが、満ちる・実る」ということですので
過去と切っても切り離せません。
新月はどっちかというと、過去から離脱して新しい時間に入るようなイメージなんですが
満月は「過去の集大成」みたいな感じなんですね。
一つの到達点、山のてっぺんです。
さらに、水星が逆行しながら魚座の星々と重なりに行くわけで
「いままで」と「これから」とが
深く複雑に交わり、重なり合って、
不思議な重みのある時空を生み出す、という感じがいたします。
「占い」は、
「これから起こる、まだわからないこと」を知りたい!
というニーズに応えるものだと考えられていますが、
このタイミングでは、
「全く見たことも聞いたこともない、新しい、降ってわいたようなこと」ではなく
既に親しんだ、なじみ深い、ずっと続けて来たこととか、
懐かしい、久しぶりの、心の深い所がふるえるような相手とか、
そんなことが強調されていると思います。
とはいえ、「過去に閉じこもる」「過去に帰っていく」ような感じでは全然なくて、
むしろ、過去との邂逅が、未来への扉を指し示す、みたいな、
ぐるんと反転するようなおもしろい構造になっているんじゃないかと思うわけです。


今週はそんな感じです。


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