2013/7/8-7/14の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのは5日なんですが、
週末、七夕ですねえ。
七夕の翌日が蟹座の新月
「めぐりあう」「出会う」という符合が
なんだか、おもしろいです。


今週は蟹座の新月から始まります。
そして、金星と天王星が120度を組み、
さらに、2月から逆行を続けていた土星が順行に転じ、
週末、火星が蟹座に移動します。
ふわあっとした風の変化が随所に感じられる、
「節目」というよりは「シフト」「スライド」していく時間帯、
というイメージがわきます。


ここでも何度も書いてきましたが、
去年の初夏から双子座に位置していた木星
6月末、蟹座に移動しました。
とはいえ、6月あたまに双子座に入った火星はまだ、
そのまま双子座に居るので、
双子座の世界には「勝負」「変容」の熱いムードが
まだまだムンムンしていたわけです。
その熱さがすうっと次の蟹座に移行していくのが、
今週末というわけです。


それと呼応するかのように、
土星新月と同じ8日、順行に転じるのが面白いところです。
火星は元々、蠍座の支配星なので、
2つの「新しい流れ・勢い」が、火星・蠍座ラインに生まれる
という感じになるからです。
欲望、情熱、融合への意志。
火星が蟹座に移動するとこれで4星が蟹座に集合し、
風の星座には星がゼロとなります。
客観的な視野や論理的正義、清らかさを求める道徳倫理などよりも、
生き物として私たちが生々しく持っている喜怒哀楽や他者と交わる願望など、
どちらかといえばどろっとした現実に
焦点が合っていくのだろうとおもいます。
蟹座に星が集まり始めた6月から既にその方向性は始まっているわけですが
ここにきて「ぴしゃっと照準が合う!」みたいな感触を、
この、「蟹座新月蠍座土星順行・火星蟹座入り」という動きから
感じることができるように思います。


金星と天王星のトラインは、
なんだかとても魅力的です。
突発的で、謎めいていて、アンバランスの魅力を感じさせます。
その一方で、どこか乾いた雰囲気もあるのが、この形です。
愛というなまなましい、やわらかなものを
天王星というソリッドなロゴスが「切り分けて、分解して」しまう
という形でもあります。
ワケのわからない魅力に惹きつけられたり、
電撃的に出会ってノリで結婚してしまったり、
「若気の至り」といわれるような愛の選択
結構大人になってもやっちゃうケースもあるわけですが
今週の流れの中には
そんな不思議な、危険を伴うような妖しい煌めきも
見いだしうる感じがします。


水の世界に大きくまたがる力が段階的に本格化していきます。
凝縮し、解放され、ころがっていく水の力。
愛に関すること、家族や子供に関すること、人の生き方の強烈、選択、真実。
正直に選び取ることによって人から傷つけられたり自分も傷ついたりする、
そうした真実が水の世界に生起しうるのは、
どんなに刃物を振るって波立たせても結局、
水というものを「切る」ことはできないからなのだろうと思います。
人間関係の上で用いられる「切っても切れない」という表現は、
いかにも「水」の世界にふさわしいのです。


今週はそんな感じです。



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