2014/12/8-12/14の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
11月の発売より大変ご好評を頂いております、
新刊「3年の星占い(12星座別、一冊680円税込)」ですが、
この中から溢れてしまった「章」を、
お試し読みの意味を込めまして、公開中です。
「人間関係について」の章を、
こちらでお読み頂けます(モバイル「星読み」内でも公開中です)。
お楽しみ頂けましたら幸いです!



今週の空模様ですね。
先週末に火星が水瓶座入りし、
水瓶座-牡羊座のミューチュアルリセプション、
水瓶座-蠍座のミューチュアルリセプションが出来上がりました。
すでにずっとある冥王星-土星と、
木星-太陽のあいだにもできてるので、
これでミューチュアルリセプションが4本、ということになります。
星座と星座のあいだに「ホットライン」ができたような状態で、
一つの物事が別の物事へと繋がっていく、
力があるところから別の所へと流れていく、
そんな動きが活発になっているイメージです。


今週の動きとして特にビビッドなのは、
2つのベネフィックのシフトです。
9日から木星が逆行を開始し、
11日、金星が山羊座に入るのです。


7月に獅子座に入った木星は、今までずっと順行を続けて来ましたが、
ここから来年の4月まで、逆行していくことになります。
逆行中は、「熟成する」「根を下ろす」「発酵する」みたいな状態、
と言えるかもしれません。
今までぐんぐん前進を続けてきたことが、
今度は地中に深くしっかり根を張る段階に入るわけです。
見かけの前進は一段落するので、
ちょっと不安になるような人もいるかも知れませんが、
それは「みかけだけのこと」です。
葡萄がワインになるまで、
そっと寝かしておくことが必要なように、
新しい世界に飛び込んだら
そこになれるまでの時間が必要なように、
そういう時間もとても大事なんだと思います。


さらに、金星が山羊座入りします。
金星は山羊座では、「若干ゴキゲン」くらいな感じになります。
特に、入りたては相当ゴキゲンと言えるかもしれません。
豪華、ゴージャスな雰囲気になってきます。
山羊座の人は物事を楽しむのが上手だったり、
芸術的なセンスに溢れていたり、
ということが言われますが、
金星はそういう雰囲気にマッチするんだろうなと思います。
中身の詰まった、価値あるもの、というイメージです。
このところ火の星座のテンションが高く、
山羊座にも調子は良いとはいえ、火星という鉄火な星が位置していたのですが
ここで、金星が山羊座に入ると
まったり落ち着く部分がでてくるような気がします。
まだ射手座二星が賑やかな感じはあるのですが、
少しずつ「まあ、落ち着いてやろうよ」みたいな感じが
じわじわと加わってくるのかなと思います。
木星も金星も、経済活動に関係する星でもあります。
経済的なチャカチャカした落ち着きのない動きが
このあたりから、少し地に足が着いた感じになってくるかもしれません。


少々フライングですが、
天王星冥王星のスクエアは、
来週週明けとともに15日、ピークを迎え、
残すところは来年3月17日のラストヒットのみとなります。
このスクエアは、時代の大きな節目を象徴する、
かなりばきっとした形です。
両者が乙女座でコンジャンクションしたのは1960年代のことでした。

あのコンジャンクションから最初のスクエアを過ぎようとする現代、
私たちの価値観はどう変わったのか、
天王星的技術と知性、革命の力は、
生き物の本質に由来する「破壊と再生」そして支配と財のエネルギーを
どんなふうに導いてきたのか、
歴史を振り返るのにふさわしいタイミングと言えるかもしれません。


今週はそんな感じです。


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