2015/1/19-1/25の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのは1/17で
阪神淡路大震災から20年目となりました。
あの朝、倒壊した町を映し出す映像を
テレビで呆然と眺めていたのを
昨日のことのように思い出しました。
そのあと、テストのために乗った京阪電車
私史上最も混んでいた電車でした。
あの電車に乗っていた人の多くが
電車に乗らねばならぬ「日常」と、
非日常の最たるもののような風景への恐怖とを
一緒くたに心の中にむりやり押し込みながら
あの電車に乗っていたのだ、と思いました。
心の中も、電車内の景色そのままだったんだろう、と思いました。



今週の空模様です。
今週はまず、20日新月です。
太陽の水瓶座入りの直後、
水瓶座の入り口のようなところで起こります。
既に水星と金星が水瓶座に位置しており、
プチ「水瓶座祭り」みたいな雰囲気です。
この2日後から水星は水瓶座で逆行を開始します。
おりしも、火星は魚座にあるのですが
「過去を遡る」ような配置と
未来に受けて動き出すイメージの配置とが
今週という世界に2つ、重なっているように見えるのが
面白いところです。
「星読み」の月のメールにも書いたのですが、
新しいことをはじめるにあたって
古いことを掘り出す、というのは、
けっこう、あることなんじゃないかと思います。
現状を変えるために「そもそも論」を出す
みたいなことで、たとえば
明治維新の際「尊皇攘夷」という
古い古い体制を引っ張り出すような思想が原動力となった、
みたいなイメージです。
水瓶座は「思想」「理想」を扱う星座です。
思想や理想は、時間が経てば経つほど変容し、
その根本の理念が見失われてしまうこともあります。
この時期、「思想の根っこに帰る」みたいな流れも
生じていいのではないかと思います。



前述の通り、22日から水星が水瓶座で逆行し、
2月11日まで続きます。
獅子座木星オポジション寸前までで引き返すという、
「惜しい!(なにが)」みたいな形です。
とはいえ、ここはサインの位置関係的には十分オポジションなので、
言葉による自己主張、自己表現の応酬が活性化していく
みたいなイメージが浮かびます。
水瓶座→射手座→獅子座→水瓶座
ディスポジターがぐるっとまわっており、
遠い場所同士の交流が発生している感じがあります。
水星逆行なので、結論が出ない状態をぐるぐる回る
という感じもあるのですが
それをやらないとたどり着けない場所
というのがあるんだろうと思います。
「そういえば何回もこう言ってたけど、もしかしてこういうこと?」
「そうだよ!!!だから何回も言ったの!」
みたいなブレイクスルーって、ありますが
そんな感じです(どんなだ)。


水星逆行時は
・物事が遅延する
・行き違いや誤解が生じる
・逆に、掛け違えたボタンを全部はずしてはめなおすこともできる
・なくし物が戻ってくる
・この時期なくしたものはあとでもどってくる
・再開、再会、復旧が実現する
交通機関の乱れ、情報の混乱が生じる
等のことが起こりやすいといわれます。
で、起こった問題は「時間が解決する」とも言われます。
なので
「ズレてもあわてない」
むしろ
「ズレてるほうがいい」
くらいのスタンスでいると、
いつもは見えてこなかったものが見えてくる、かもしれません。
実際、トップスピードでかっ飛ばしているときには見えないものが、
ゆっくり進む水星逆行で、見えてくることも多いように思うのです。



今週はそんな感じです。