2015/3/16-3/22の空模様。


こんにちは、石井ゆかりです。
今週はかなりはなやかです。


水星は先週魚座に移動し、
金星は今週17日に牡牛座に移動します。
水星は魚座では調子悪いんですが
火星は牡羊座、金星は牡牛座がそれぞれ自分の「家」なので、
この2星は持ち味がぱーんと出る状態になっています。
水星は、頭で考えること、言葉で説明すること、計算すること、
などを受け持つ星ですが、
そうした「計算」は、普段どおりのクリアなものではなくなります。
その一方で、五感や直観、情熱など、
一般には「あいまいであてにならない」と思われているもののほうが
「確かさ」「クリアさ」を増していきます。
特に、2月後半から火星はずっと牡羊座に位置しているわけですが、
金星が抜けた後は
ちょっと居心地の悪そうなお客様が帰った後
みたいな開放感もあるかもしれません。


そして、牡羊座魚座の境目で、日食が起こります。
春分の直前に起こる日食には、
強烈な「終わりとはじまり」感が感じられます。
以下の件は諸説あるようですが、
水の星座、特に蠍座魚座の最後の度数は
特別な意味を持った場所だなあと思います。
海や湖の「一番深い場所」のイメージなのです。
そこまで降りていかないと見つからないもの、
水面から見ていたのでは絶対にわからないことを
そこでだけ、つかまえることができるんだろうと思うのです。
春分点牡羊座の0度)は、
ここに太陽がくると年が始まる、
元旦を担当する位置です。
星占いの世界では
すべてのものごとの「起点」みたいなところです。
私たちから見て、時間はずっととぎれなくながれていきますが
人間は、
「時間にもまた、始まりと終わり、生と死があるはずだ」
と考え、時間の死と再生の物語を定めてきたようです。
たとえば、日本では大晦日と元旦、お彼岸がその代表です。
晦日に時間が一度「死に」、日が変わると同時に時間が新しく生まれます。
お彼岸やお盆、節分などは、それぞれ、山場やピーク、舞台転換の節目のような意味を持ちます。
星占いの世界では、いわばそれが
春分夏至秋分冬至あたりにおかれているわけです。
ともあれ、今回の食は、
「終わりと始まり」「死と再生」の秘密の一端を
垣間見ることができるんじゃないか
と思えるような配置です。



今週はそんな感じです。


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