2011/6/13-19のホロスコープ。

こんにちは、石井ゆかりです。
「星栞2011」「青い鳥の本」と新刊が２冊でる関係で
なんかバタバタしております。
いつも読んで下さる皆様のおかげで、本が出せております
ほんとうにありがとうございます！

で
今週の空模様ですね。
今週は、とってもハデです。
まず、14日から土星が順行にうつります。
土星は一月下旬から逆行を続けていたので、
この間、停滞していたことがあった人は
今週を境に、前に進み始める、ということがあるかもしれません。
特に、土星なので、長丁場なテーマについて
そのようなことがあるかな、と思います。

さらに、
16日の射手座の月食があります。
双子座に現在、金星・水星・太陽があって、
それと対岸のドラゴンヘッド・月です。
双子座も射手座も、旅や物語、言葉、思想、冒険なんかを扱う星座です。
自由を愛し、人と理解し合うことを愛する、
「窓を開ける」星座です。
ここでの「食」は、
普段結ばれない者同士がふと、結ばれ合う
というようなイメージが湧きます。
境界を越えて手を結ぶことが叶う、
種族を越えた友情、みたいな、そんなイメージがちょっと湧いてきました。
双子座は「自分と似たもの」を探す星座で
射手座は「遠くに在る、自分と結びつくもの」を探す星座だ、という気がします。
文化を越えても通じ合う普遍性の中に「自分」を見いだしたとき
人は、深い感動を覚えるものなんじゃないかとおもうのです。

もひとつ、
17日に水星が蟹座に入ります。
蟹座に入ったとたんに、海王星とトラインとなります。
これは限りなく優しい感じのする配置です。
さらに、詩的な、とてもロマンティックな感じでもあります。
理屈を越えた物語、
心情を結びつける知性。
透明感のある、不思議な配置です。
座敷童や庭の妖精と話ができそうな配置です。なんちゃって。

今週は、「時間が前に進む」感じの動きが多いような気がします。
満月は「これまでが満ちる」わけですし、
土星の順行は「熟成期間から前進期間へ」という感じですし、
なんとなく
これまでの時間を、未来に向かって押し出すような感じがします。

今週はそんな感じです。

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2011/6/13-19の空模様。

遠い場所にあるなにかと
「関係」が生まれます。
この「関係」は
すでに様々な装置が準備された後で
最後に「スイッチ・オン」とするような形で生まれると思います。
ですから、それが生まれた時点では
新しいものが生まれた！というより
デタラメだったパズルのピースが
突然、一気に、自動的に
ぱぱぱぱっ！
と組織化して、瞬時に絵柄が表れた！
というような感じがすると思います。

人は「未来に、まだ見ぬ新しいこと」を望みますが
その「新しいこと」は
「新しいもの」でできているわけでは、なかったりします。
パズルがはめあわされて完成するまでは、
そこに描かれている絵を見ることは出来ません。
この絵は「まだ見ぬ絵」ですが
パズルピースがデタラメに散らばっている様子は
今までだっていつでも見ることが出来ていたのです。

見慣れたもの同士の間に「関係」が生まれ、
それらが関係したところに
新しい絵が生まれます。
その絵は、パズルピースが組み上がる前にあらかじめデザインされ
それぞれのピースに断片が描かれていたのだ
と思えるような出来事が
今週、起こるんじゃないかと思います。

2011/6/13-19の空模様。

ちょっとバランスを崩すことで
良い結果を出せるときかもしれません。
ほどよく、公平に、適度に
という感覚を取っ払ってみると
意外な結果を出すことが出来るかもしれません。

控えめさや遠慮、さりげなさなど
日本人の多くは
「出し過ぎない」「やりすぎない」ことを大事にしますが
時には「徹底的にやる」ことも
必要な場合があるのかもしれません。
今週は、「量」がテーマとなるようなやりとりがありそうなのですが
そこでは、手加減しない！くらいの方針が
あとで、素敵な出来事に結びつくかもしれません。

2011/6/13-19の空模様。

人との強い縁を感じるようなタイミングです。
好き嫌いや判断や思考などを越えた、
人間同士の否応ない結びつきを
実感させられるような出来事が起こるかもしれません。

それは、誰かとの出会いや再会かもしれませんし
誰かとの関係が深まったり強まったりする、ということかもしれませんし
誰かの中にある自分の存在がものすごく大きかったり
逆に、誰かを切り離そうとしても切り離せないのだとわかったり
そんなふうな出来事ではないかと思います。

「情」という言葉には
水をどんなにハサミで切っても切れなかったり
土の上にこぼした水を元のコップに戻すことができなかったりする、
そんな性質を思い起こさせるところがあります。
はかないもの、たよれぬものとして扱われる「情」が
こんなにも人間の意志や考え通りにならないのは
面白いことだなと思います。
今週の双子座の世界では
「情」というものの持つ、やっかいなほどの強さに
スポットライトが当たるのではないかという気がします。
それも、自分の中の「情」を発見するというよりは
誰かの中にある、自分への「情」を発見する
という週なのだろうと思います。

2011/6/13-19の空模様。

貴方が過去に積み重ねて来たことが
不思議な化学変化を起こして
今、貴方の新しい立場や実力に
生まれ変わろうとしています。
これはいわば「副産物」のようなもの、
と感じられるかもしれません。
いくつかの具体的な目標を目指して歩いているうち、
ある思いがけない場所に行くための切符が
ひょんなことから手に入った！
というような感じがするかもしれません。

今週依頼されたり任されたりすることは、
貴方に意外な程フィットしているだろうと思います。
それは、今までの貴方がやってきたことを
貴方以上に深く理解している人からの依頼だからかもしれません。

一方、ここへ来て不意に体調を崩す人もいるかもしれません。
蓄積してきた見えない疲労が、体調に表れやすい時だと思います。
自分をメンテナンスする必要を感じたら、
しっかり休養することも「役目のうち」だろうと思います。

2011/6/13-19の空模様。

そんな所に花が咲くとは
思いもしなかったかもしれません。
ある種の感情は
そういう感情を感じるまで
その感触を想像もできません。

今週、貴方は意外な感情を
自分の内側に見いだすのではないかと思います。
あるいは、
ずっと感じていたのに無視していた感情を
認めざるを得なくなるのかもしれません。

この感情は、喜怒哀楽のいずれも可、というわけではないようです。
この感情は、おそらく
なにかが愛しくてならないような気持ち、
だれか、あるいはなにかに向かって
自分の内なる奔流が流れ出していくような気持ち、
あるいは、胸がどきどきして頬がうつくしく紅潮するような気持ち、
なのだろうと思います。
こうした感情にあれこれ名前をつけたがる人もいるわけですが
この感情の中では、感情に名前をつけることなど
一番どうでもいいことだ、という気がするのです。

2011/6/13-19の空模様。

嫌で仕方がなかったことが嫌じゃなくなったり、
軽んじていたことの重要性に気づかされたり、
誰かを見直したり、
誰かに惚れ直したりすることがあります。
これらは、「新しい情報を得たから」というよりは、
不思議な力で「心が動かされたから」なのだろうと思います。

今週、貴方の心が大いに動くと思います。
そしてそこで、
いくつかのものの「うけとめかた」が
変化するだろうと思います。
やりがいや充実感、誰かに必要とされているのだという実感、
自分がやっていることが感謝されていたり、認められたりしているという感覚が
今週、心に満ちてくると思うのです。
これは、誰かの反応がそれを促す、という面もあるかもしれませんが、
おそらくそれよりも
貴方の心自体が、なにかの拍子に「くるん！」と変化する、
ということなのだろうと思います。
これは、コップ一杯に満ちた水がある瞬間に溢れたり、
ずっと熱してきた水が突然ボコボコ沸騰しはじめたりする、
そういう「積み重ね」の果てに約束された、劇的な瞬間なのだろうと思うのです。

2011/6/13-19の空模様。

世界と自分のあいだに繋がりがあったのだ！
と思える瞬間がやってきそうです。
「自分は何のために生まれてきたのか？」とか
「何のために生きているのだろう？」とか
そんなふうに思ってしまうとき
人は、自分と世界の結びつきを見失っているのだと思います。

「何のために？」と問いかける心を納得させるのは
不思議と
「貴方はこのことのために生まれてきたのだよ！」
という答えではないようです。
では、なにか？
というと、これは人によって千差万別です。
でも、多くのロードムービーが
「自分探し」に出かける人物に対して
「君はこういう人間だよ」
というダイレクトな回答とは全く関係のない、
でも、とても内容の濃い答えを与えています。
文法的には問いの答えにはなっていなくても、
問いかける心を充たす答えというのがあるわけです。

それが、世界とその人を結びつける、何らかの結び目です。
この結び目が具体的に何でできているのかは、私には解らないのですが
今週、貴方はきっとそれを、見つけるのではないかと思います。

2011/6/13-19の空模様。

今週、なにかが形を得ます。
これはたとえば、粘菌がキノコの形状を成すようなイメージです。
目に見えないものが、目に見える形になる
ということを、人は心から望みます。
目に見えないままでもちゃんと「ある」のに
どうしてもそれを目で見て、手で触りたいのです。
たとえば、
宗教的な像や建築物がそうです。
美麗な儀式や建物を愛した宗教者というのはほとんどいません。
聖者と呼ばれるような人々は、質素倹約、華美を嫌うのが普通だと思いますが
その偉大さを目で見たいという気持ちが
人々に、豪華な聖像や聖堂を造らせるのだろうと思います。

今週、そんなふうに
ずっと目には見えないけれども存在していたものが
すうっと、形を得るのかもしれません。
それが形を得る事で、
周囲に、もっと強い影響を及ぼすことになるのかもしれません。
確かに、目で見える聖像や聖堂は、
多くの人に信仰心を広めるのに、役に立っただろうと思うのです。
ただ「信じろ」というよりも更に大きな威力を
「形」が有している所以です。

2011/6/13-19の空模様。

今週は射手座にとって、
少々特別な週です。
射手座で月食が起こるからです。
満月は
「満ちる」
タイミングですが、
月食はその中でも、特に強い節目に当たります。
貴方がこれまで積み重ねて来たことを土壌として
ふと、新しい双葉が顔を出すのかもしれません。
あるいは、貴方と誰かの関係が
ぐっと大きな世界に、足を踏み入れるのかもしれません。

具体的にどんなことが起こるかは、私には解らないのですが
貴方はここで、
「いつのまにか自分に身についたもの」
と、遭遇するのかもしれません。
日々積み重ねて来たこと、
これまで努力を重ねてきたことが
ふと、自分の中で新しい威力を持ち始めたことに
気づかされるのかもしれません。
これはたとえば、
単純な反復練習を繰り返しているうち、
いつのまにか、身体が勝手に反応するようになった！
というような変化かもしれません。
その変化が原因となって
貴方に、アタリマエのように、
周囲の新しいニーズが寄せられるようになるのでは
という感じがするのです。

2011/6/13-19の空模様。

貴方の密かな祈りが
誰かの変化に結びつきます。
相手に知られないように費やしてきた労力が
ちゃんと、その人の役に立ったことがわかるかもしれません。

今、やるべきことが目の前に山積しているような気がしているなら
それは、貴方の内なる傷への「治療」なのかもしれません。
逆に、貴方の内なる悲しみが
誰かを「治療」してしまうのかもしれません。
病気の猫を拾って介抱しているうち、
かねてから抱えていたその人の懊悩がいつのまにか消えていた
というような出来事も、世の中では起こります。
何が何に役に立つかは、解らないのです。
今週、そんな不思議な「作用」が起こり、
一見、役に立ちそうもないものが役に立って
貴方と貴方の周囲にいる誰かを
ささやかに救うのではないかという気がするのです。

2011/6/13-19の空模様。

ドラマティックな、愛と希望の週です。
今週のホロスコープで
水瓶座の位置から目立つ要素を並べると、そうなります。
あるいは、
目指す場所に進んで行くスピードが回復しはじめる週
とも言えると思います。
先週に引き続き、
大きな追い風の吹いている週です。

今週の風は、「追い風」であるだけでなく
前述の通り、少々刺激的です。
意外性に富んでいて、
広がりがあり、
思いがけない人間関係を呼び込んでくれます。
これまで「こういう人と関わることこそがいいのだ」と思っていたのとは
全く違った結びつきが生まれるかもしれません。
でも、そこにこそ
貴方の中に芽生えはじめている新しい苗の、特別な肥料が潜んでいます。

2011/6/13-19の空模様。

高いところに大きな提灯を結びつけるような週です。
それに火を灯すと、
多くの人が「なんだろう？」とふり向きます。
そして、そこでなにかが始まる事を知り、
それぞれの好奇心や意欲に合わせて、動き始めます。

みんなが何かを望んでいると解っていても、
そうした大きなかがり火のようなものがなければ
なんとなく、物事が動き出さない
という場合があります。
じわじわと条件はそろいつつあるけれども、
最後のゴーサインを、誰がいつ出すのか、わからない
という場合があります。
これまでそんな状態がしばらく、潜在的に続いていたのかもしれません。
そんな流れの中で、
貴方が不意に脚立にのぼり、
その美しく大きな提灯をかかげて火を灯します。
その光を見たとき
同じ光が胸の中にある、ということに
貴方の周りにいる多くの人が、気づくだろうという気がします。